キヤノンは、広角28mmからのズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「IXY DIGITAL 910 IS」を9月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万7,000円前後の見込み。
2006年10月に発売した「IXY DIGITAL 900 IS」の後継モデル。有効画素数が710万画素から800万画素になったほか、液晶モニターが2.5型から3型に大型化された。それに伴い、光学式ファインダーを省略している。
900 ISでは全体がシルバーだったが、910 ISでは、レンズ鏡胴とその周り、ボディ側面、上面、下面をマットブラックとした。また本体上面に溝を設け、ホールド性の向上を図った。
撮像素子は、900 ISの1/2.5型有効710万画素CCDから、1/2.5型800万画素CCDになった。最大記録解像度は3,264×2,448ピクセル。最大感度はISO1600。640×480ピクセルでのAVI(Motion JPEG)動画撮影も可能。圧縮率を高めることで、最大記録時間を2倍にできる「LPモード」を新たに搭載した。また、AF枠を従来の1/4に縮小可能になり、より細かなピント合わせができるようになった。
レンズは、35mm判換算の焦点距離28~105mm、F2.8~5.8の光学3.8倍ズームレンズ。焦点距離や、光学式手ブレ補正機構の搭載などは、900 ISから引き継ぐ。
液晶モニターは900 ISの20.7万画素2.5型から23万画素の3型になった。広視野角、広色域、低反射などの特徴を備えるクリアライブ液晶を採用。春モデルよりコントラスト比を高めより見やすくなっているという。
画像エンジンは、DIGICIIIを搭載。フェイスキャッチテクノロジーでは、同時発表のIXY DIGITAL 2000と同様にストロボ時に人物の顔に露出を合わせる顔優先FEと再生時の赤目補正機能が加わった。また、フェイスキャッチテクノロジーと連携するフォーカスチェッカーを搭載。検出した顔の大きさに合ったフレームでピント確認が行なえる。
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本体および付属品
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防水ケース「WP-DC19」
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記録メディアは、SDHC/SDメモリーカード、MMC、MMCplus、HC MMCplus。電源はリチウムイオン充電池「NB-5L」。CIPA準拠の撮影可能枚数は約270枚。
本体サイズは92.6×25.9×58.8mm、重量は約155g(本体のみ)。
専用防水ケース「WP-DC19」を用意する。価格は1万9,800円。
■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
製品情報
http://cweb.canon.jp/camera/ixyd/910is/index.html
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( 本誌:武石 修 )
2007/08/20 13:03
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