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キヤノン、広角28mmからのズームを搭載した手ブレ補正コンパクト「IXY DIGITAL 900 IS」


 キヤノンは、28mmからの広角ズームレンズと手ブレ補正機構を搭載したコンパクトデジタルカメラ「IXY DIGITAL 900 IS」を、10月上旬より発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は5万円前後の見込み。

 4月に発売された「IXY DIGITAL 800 IS」の上位機種。CCDが1/2.5型有効600万画素CCDから有効710万画素になったほか、レンズと画像処理エンジンが変更されるなど、大幅な機能向上が図られている。

【お詫びと訂正】記事初出時、900 ISのCCDを600万画素と表記しましたが、710万画素の誤りでした。お詫びして訂正させていただきます。

 レンズシフト式光学手ブレ補正機構を内蔵するレンズは、35mm判換算焦点距離が800 ISの35~140mm、F2.8~5.5から、28~105mm、F2.8~5.8へと、広角側にシフトした。

 レンズは5群7枚で構成されるが、UA(超高屈折ガラスモールド非球面)レンズを採用することで、広角化しつつもレンズの大型化を避けており、ボディの奥行きは800 ISの26.4mmから25.1mmへとむしろ薄くなっている。最短撮影距離は45cm、マクロモードでは広角端で3cm、望遠端で30cm。




 画像処理エンジンは新たにDIGIC IIIを搭載。最高感度がISO800からISO1600になり、高感度撮影機能を生かしたシーンモード「水族館」を新設。水族館モードではストロボ非発光、高感度に設定され、ホワイトバランスが水槽に最適化される。なお最低感度はISO80を継承する。

 画面内の最大9人までの人間の顔を検出して合焦と露出制御を行なう「フェイスキャッチテクノロジー」を新たに備えた。なお、人物が主被写体でないと判断した場合は通常の9点AiAFに自動的に切り替えられる。

 このほか、画面中央を切り出すことで見かけの焦点距離を望遠にシフトする「デジタルテレコン」、デジタルズーム時の下限解像度を指定する「セーフティズーム」、撮影した画像をカテゴリ分けして消去などの操作に活用する「マイカテゴリー」、アスペクト比4:3の撮影時にも液晶表示をL判印刷時のアスペクト比に近い3:2とする「3:2ガイド」などの新機能を搭載。メモリカードスロットはSDメモリーカード/MMCのほかにSDHCメモリーカードに対応した。

 最大記録解像度は3,072×2,304ピクセル。記録形式はJPEG。最大640×480ピクセル、30fpsの動画撮影も可能。

 液晶モニターは2.5型(約20.7万画素)の低温ポリシリコンTFT。光学ファインダーも搭載する。電源はリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約270枚。

 本体サイズは89.5×25.1×58mm(幅×奥行き×高さ)、電池と記録メディアを含まない重量は約150g。



同梱品 別売オプションの40m防水ウォータープルーフケース「WP-DC9」


お問い合わせ先
  お客様相談センター
  Tel.050-555-90005
  Tel.043-211-9556
 


URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  ニュースリリース
  http://cweb.canon.jp/newsrelease/2006-09/pr-psg7ixyd1000.html
  製品情報
  http://cweb.canon.jp/camera/ixyd/900is/index.html

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【新製品レビュー】キヤノン IXY DIGITAL 800 IS(2006/04/20)


( 本誌:田中 真一郎 )
2006/09/15 14:39
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