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ソニー、380枚撮影できる「サイバーショット DSC-T20」


 ソニーは、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット DSC-T20」を、4月6日から発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は4万円前後の見込み。

 2006年8月に発売された屈曲光学系採用の薄型機「DSC-T10」の後継機種。電源となるリチウムイオン充電池をNP-BG1に変更したことにより、撮影可能枚数がT10の250枚から380枚に大幅に向上した。ただし、ボディの厚みが20.6mm(最薄部16.8mm)から22.8mm(最薄部19.7mm)と厚くなった。

 このほか、2007年春モデルのサイバーショット共通の機能として、ハイビジョン出力、顔検出AE/AF機能の「顔キメ」、画像処理エンジン「Bionz(ビオンズ)」、ISO3200の最高感度、Dレンジオプティマイザー、インテリジェントフラッシュ、HOMEインターフェイスなどが搭載される。これらの共通新機能については、関連記事を参照されたい。

 本体サイズ89.7×22.8×55.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量約159g(電池、記録メディア含む)と、同時発表のT100よりも小型で、丸みを帯びた外観を与えられた。本体色はT10同様にシルバー、ブラックのほかにホワイト、ピンクを用意し、男性ユーザーとともに女性ユーザーにも訴求する。




 撮像素子は1/2.5型の有効810万画素CCD。最大記録画素数は3,264×2,448ピクセル。記録形式はJPEG。640×480ピクセル、約30fpsでのMPEG-1動画も記録可能。感度はISO80~3200。

 レンズは非球面レンズ3枚、プリズム1枚を含む9群11枚で構成される光学3倍ズームのCarl Zeiss Vario-Tesser。35mm判換算焦点距離は38~114mm、開放F値はF3.5~4.3。最短撮影距離はズーム全域約50cm。マクロモードでは広角端で約8cm、望遠端で25cmでの撮影が可能。また、拡大鏡モードでは広角端で1~20cmでの接写ができる。

 液晶モニターは2.5型23万画素。記録メディアは約31MBの内蔵メモリと、メモリースティックデュオ/PROデュオ。





Tシリーズ用0.77倍ワイドコンバータ「VCL-DE07T」
 別売オプションとして、0.77倍ワイドコンバータ「VCL-DE07T」(5,229円)が用意された。T20だけでなく、T100、T50、T30、T10、T9でも使えるもので、ボディのレンズ部をはさむように装着する。レンズ枚数は1枚で、T20では35mm判換算約29mmでの撮影が可能になる。

 さらに専用オプションとして、40m防水ケース「マリンパック MPK-THD」(24,150円)と、マリンパック用水中カラーフィルター「MPTA for MPK-THD」(13,440円)が用意される。



URL
  ソニー
  http://www.sony.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200702/07-0228/
  製品情報
  http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-T20/

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( 本誌:田中 真一郎 )
2007/02/28 13:06
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