ソニーは、手ブレ補正付きの薄型コンパクトデジタルカメラ「サイバーショットDSC-T10」を25日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万円前後の見込み。本体色はシルバー、ブラック、ホワイト、ピンク。
2005年11月発売の薄型機「DSC-T9」の後継機。CCDを1/2.5型有効600万画素から同720万画素に変更したほか、シーンモードに「高感度」を追加。最高感度をISO640からISO1000に引き上げるなど、4月発売の「DSC-T30」と同等の新機能が加わっている。
例えば、DSC-T30と同じく「カラーモード」が選択可能になった。「標準」、「ビビッド」、「ナチュラル」、「セピア」、「モノトーン」の5モードが選択できる。
また、動画機記録中に光学ズームが行なえるようになった。最大640×480ピクセル、30fpsでの動画記録に対応する。
操作性関連では、設定時にアイコンの説明などを表示する「機能ガイド」(アイコン説明)を採り入れている。さらに、T9でメニューから選択する必要のあった「拡大鏡モード」が、露出補正ボタンの2度押しで起動するようになった。セルフタイマーも2秒と10秒から選択可能になっている。
外観では、スライド式レンズカバーのデザインを中心に変更。レンズカバーにヘアライン加工のアルミを、ボディにステンレス素材を採用する。SONYロゴはダイヤカット。また、新カラーのホワイトとピンクでは、ステンレスのくすんだ色を隠すため、下地に白を入れてから色をかける「2コート処理」を行なっている。
上記以外の主な仕様はDSC-T9と同等。最大記録解像度は3,072×2,304ピクセル。1,920×1,080ピクセルで16:9の画像を撮影することもできる。レンズはCarl Zeiss Vario-Tesser。引き続き、光学式手ブレ補正機構を備える。
35mm判相当の焦点距離は38~114mm、開放F値はF3.5~4.3。最短撮影距離は50cm、マクロ広角端が8cm、マクロ望遠端が25cm。拡大鏡モードは広角端1~20cmの近接撮影が可能。
記録メディアはメモリースティックデュオ/PROデュオ。本体内に約56MBの内蔵メモリを搭載する。バッテリ―はリチウムイオン充電池で、DSC-T9から撮影可能枚数が約240枚から約250枚に増加した(ともにCIPA規格準拠値)。
本体サイズはDSC-T9と同寸の89.7×20.6×54.9mm(幅×奥行き×高さ)。電池、記録媒体、ストラップを含む重量は約165g。DSC-T9から約6g増加した。なお、付属ソフトが「Picture Package」から、新ソフトの「Picture Motion Browser」になっている。
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( 本誌:折本 幸治 )
2006/08/02 15:00
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