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富士フイルム、xD/SDスロット搭載の「FinePix F40fd」
~新たなCCDとレンズを採用、奥行きは4.5mm削減
FinePix F40fd
富士フイルムは、xD/SD両対応スロットを搭載した「FinePix F40fd」を2月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万5,000円前後の見込み。
「2007 International CES」で米Fujifilmが発表した新機種のひとつ。高感度と多機能を特徴とする「FinePix F」シリーズの最新モデルながら、絞り優先AEやシャッター速度AEを搭載せず、さらに最高感度をISO2000に抑えるなど、国内モデル「FinePix F31fd」の後継機というよりは、海外モデル「FinePix F20」の後継に近い。
FinePix F31fdと大きく異なるのは、撮像素子、液晶モニター、メディアスロットなど。さらに、メニューデザインもリニューアルしている。
撮像素子のスーパーCCDハニカムHRは、1/1.7型630万画素から1/1.6型830万画素になった。画像処理システムは「リアルフォトエンジンII」。レンズも新規設計となり、鏡胴の長さが短くなっている。焦点距離36~108mm相当(35mm判換算)、開放F2.8~5.1などの仕様に変更はない。
液晶モニターは約23万画素の2.5型。薄型テレビ向けに同社が開発した「ワイドビューフィルム」を新たに採用し、上下左右の視野角を改善したという。
さらに、同社として初めてxDピクチャ―カードとSDメモリーカードに両対応するカードスロットを装備。1スロットで両メディアの挿入が可能なスロットとなっている。SDHCメモリーカードには非対応。ただし、夏ごろにSDHCに対応するためのファームウェアアップデートを予定している。また、今後発売する機種についても「SDメモリーカードが使用できるデュアルスロットを採用する予定」としている。
外観ではズームレバーの位置が、背面右上からシャッターボタン周りになっている。代わりにモードダイヤルが背面右上に配置され、ストラップ取り付け部も側面中央から上側に変更。背面全体が黒色の部材に変わった。
また液晶モニター上では、モードダイヤルの動きに合わせ、説明ガイドを表示するようになった。さらに新機能として、モードダイヤルの「SP1」と「SP2」には、任意のシーンポジションを割当られる。
そのほか、顔検出機能の「顔キレイナビ」、高速赤外線通信機能「IrSimple」、ストロボ発光およびストロボ非発光で連続撮影する「高感度2枚撮り」など、FinePix F31fdの機能を搭載。「iフラッシュ」、「ブレ軽減モード」も引き続き利用できる。
電源はリチウムイオン充電池。撮影可能枚数は300枚(CIPA規格準拠)。本体サイズは95.7×23.3×59mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約155g(本体のみ)、約180g(バッテリー、メモリカード含む)。FinePix F31fdより奥行きが4.5mm短くなっている。
xDピクチャ―カードに加え、SDメモリーカードも使用可能
1スロットで2メディアの挿入に対応する
モードダイヤルに連動するシーンポジション表示を採用
FinePix F31fd(右)との比較
FinePix F31fd(右)との比較。背面がブラックになった
FinePix F31fd(右)との比較。シャッターボタン周りにズームレバーを装備
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URL
富士フイルム
http://www.fujifilm.co.jp/
製品情報
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf40fd/
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( 本誌:折本 幸治 )
2007/01/25 14:02
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