会期:1月8日~11日(現地時間)
会場:Las Vegas Convention Centerなど
米ラスベガスで1月8日~11日にかけて開催されている家電ショウ「2007 International CES」。この会場内では、会期に合わせて発表されたデジタルカメラも多く展示されている。また、日本未発表のデジカメも数多く、これらのなかから注目製品を紹介していきたい。
■ CASIOが手ブレ補正、H.264録画対応の7倍ズームデジカメを発表
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EXILIM Hi-ZOOM EX-V7を紹介する、同社Vice President、Digital Imaging DivisionのBill Heuer氏
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CASIOはInternational CES開幕日となる8日(現地時間)に、プレス向けのカンファレンスを開催し、「EXILIM Hi-ZOOM EX-V7」を発表した。価格は399.99ドルで発売は米国で3月の予定。ワールドワイドでの販売を予定しており、公式発表ではないとしながらもブーススタッフからは「日本でも3月に発売されるのではないか」というコメントを得ることができ、早期の日本投入も期待できそうだ。
7倍ズームレンズは35mm判換算で38~266mm、F3.4~5.3。本体サイズは約95.5×25.4×59.6mm(幅×奥行き×高さ)となっているが、とくに奥行き約25mmの点に触れ、“世界でもっとも薄い光学7倍ズーム機”としてアピールしている。レンズは9群12枚で、最短撮影距離はマクロモード時10cm、通常時30cmとなる。
また、同社Vice PresidentのBill Heuer氏は「デジタルスチルカメラの枠を飛び越えた、実用的で強力な動画機能を持っている点」もアピール。H.264/AVCによる動画の撮影が可能で、本体内にステレオマイクも内蔵している。さらに、光学ズームユニットの動作音を静音化することで、動画撮影中のズーム操作も可能にしている。録画可能な動画の解像度は848×640/640×480/320×240ピクセル。
さらに、画像のブレ補正機能が豊富で、同社では初めてとなるCCDシフト方式の手ブレ補正機能を装備。また、感度を最大ISO1600相当まで引き上げる「AntiShake DSP」も従来機から引き続き搭載するほか、シャッタースピードとISO感度を自動制御する機能も盛り込まれた。さらに、動画撮影時に機能する電子式の手ブレ補正も実装されている。
撮影素子は720万画素1/2.5型CCD。画像処理エンジンは新たな「EXLIM Engine 2.0」を採用。Heuer氏が「画像の質を次のレベルへ上げることができるもの」とした本エンジンは、動体のフォーカスを自動追尾する「Auto Tracking AF」のほか、黒ツブレを防止する階調コントロール機能、空など特定の色に絞ってノイズを軽減する機能、撮影後の画像補正の高速化などを盛り込んでいる。
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EXILIM Hi-ZOOM EX-V7。7倍ズームレンズはインナー式。レンズの下に動画撮影時に利用するステレオマイクが埋め込まれている
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背面。液晶は23万画素の2.5型。メニュー内にはコンティニュアスAFや、アンチシェイクの有効/無効を切り替える項目も用意されているのがわかる
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こちらは動画のクオリティ選択画面。「UHQ」や「UQH Wide」といったプリセット名称にカーソルを合わせると、撮影解像度がブリンク表示される。なお、メニュー中UHQ~NormalまではH.264、LPのみMotionJPEGでの記録となる
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バッテリーとメモリカードスロットは側面に装備。バッテリーはリチウムイオン充電池の「NP-50」を利用。CIPA準拠の撮影可能枚数は240枚。メモリは11.6MBの内蔵メモリのほかに、SD/SDHCメモリーカード、MMCを利用できる
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PCとのUSB接続や充電に利用するクレードルも付属する
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■ FUJIFILMがSD/xD両対応スロット搭載デジカメを展示
FUJIFILM USAは、SDメモリーカードとxDピクチャーカードの両方に対応するスロットを搭載した「FinePix F40fd」、「FinePix A800」、「FinePix A610」を展示。
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注目の2カード対応スロット。SDカード装着時はこの向きで挿入
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xDピクチャーカード使用時は逆の向きに挿入することになる
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FinePix F40fdは、1/1.6型有効830万画素スーパーCCDハニカムHRを搭載する、光学3倍ズーム機。レンズはフジノン製で、35mm判換算36~108mm、F2.8~5.1。最短撮影距離は通常時60cm、マクロモード時は広角側で7cm、望遠側で30cm。感度はPicture StabilizationモードまたはNatural Lightモード時に最大ISO2000、そのほかのモードのときは最大ISO1600となっている。
ストロボオン/オフの2枚を撮影し好みの写真を選択できる機能や、インテリジェントなストロボ調光を行なうi-Flashといった機能も盛り込まれている。価格は米国で299ドル。
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A800、A610の両製品とも単三乾電池×2を使用する。SD/xDカードスロットの使い方はFinePix F40fdと同じ
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FinePix A800とFinePix A610は低価格帯の製品で、前者が179ドル、後者が129ドル。スペック面では前者は1/1.6型有効830万画素スーパーCCDハニカムHR、35mm判換算36~108mm/F2.8~5.2、最大ISO800、150g。後者は1/2.5型有効630万画素スーパーCCDハニカムHR、35mm判換算39~117mm/F3~5.4、最高ISO400、145gといった違いがある。
いずれの製品も米国で3月に発売。日本への投入については、発売はされるはずだが時期はコメントできないとした。
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FujifilmのFinePix A800。35mm判換算36~108mmのレンズを持つ800万画素デジカメ
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FinePix A800の裏面。シーンモードセレクターダイヤルが新たに搭載された
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FujifilmのFinePix A610。外観は従来モデルのFinePix A600とほぼ同じ
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FinePix A610の裏面はA600から大きく変わった。右上にあるのはセレクターダイヤルで、一新されたユーザーインタフェースの操作に使われる
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■ Pentaxは700万画素/3倍ズームのエントリーモデル「Optio E30」
Pentaxのブースでは、現地時間の1月3日に発表されたエントリー向けモデル「Optio E30」を展示した。価格は149.95ドルで、米国では2月1日の発売が予定されている。日本での発売については不明。
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Pentaxが展示した有効710万画素のエントリーモデル「Optio E30」
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背面液晶は2.5型。モードパレット機能や、フルオート撮影のグリーンモード機能も備えている
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1/2.5型有効710万画素CCDを搭載。最高ISO感度はオート時ISO320、マニュアル時ISO400。レンズは非球面レンズ2枚を含む6群7枚で構成され、35mm判換算焦点距離は36~108mm、F2.7~4.8。背面液晶モニターは11万画素の2.5型を搭載し、本体サイズは約94×35.6×60.9mm(幅×奥行き×高さ)で、重量はバッテリー搭載時201g。記録媒体は11MBのメモリが内蔵されているほか、SD/SDHCメモリーカードも利用可能。
フルオート撮影により失敗写真を避けるグリーンモードや、シーン撮影などをグラフィカルなユーザーインターフェースから指定できるモードパレット機能、KodakのImageLinkに対応する点なども特徴となっている。
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底面にはKodakが提唱するImageLink用のインタフェースを装備。第3世代以降のKodak EasyShare対応プリンタなどを利用できる
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バッテリーは単三乾電池×2本を使用し、公称撮影可能枚数は200枚。脇にはSD/SDHCカードスロットを備える
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■ SamsungはCESに合わせて発表した各種デジカメを展示
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Samsungが展示したL73。同社のNVシリーズとほぼ同様の外観を持つ
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Samsungは例年同様、メインホールのブースにはデジカメを展示せず、別途設けられているミーティングルームにデジカメコーナーを用意。このCESに合わせて発表したデジカメのうち「L73」、「S1050」、「S850」、「S630」の4製品を展示した。
L73は、1/2.5型有効720万画素CCD、35mm判換算焦点距離35~105mm、F2.8~4.9、2.5型液晶モニターを持つ製品。感度は最大でISO1600まで対応するほか、スローシャッター時に手ブレとノイズリダクションを行なう「Advanced Shake Reduction(ASR)」を備える。
また、同社では初めてとなる顔認識機能「Intelligent Face Recognition Technology(IFRT)」を持つのも特徴で、AFとAEに適用される。このほか、同社のNVシリーズでも採用されている複数のボタンに触れてメニュー操作を行なうタッチセンサーインタフェース「Smart Touch」も備えている。ただし、NVシリーズではシュナイダークロイツナッハのレンズを搭載したのに対し、本製品はSamsung NVレンズとなる。
記録媒体は内蔵の19MBメモリのほか、SD/SDHCメモリーカード、MMCを使用可能。バッテリーはリチウムイオン充乾電池のSLB-0837を使用する。本体サイズは98×20.3×59mm(幅×奥行き×高さ)。
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背面には2.5型液晶モニターを搭載。液晶周りに配置されたボタンをなぞることでカーソル操作を行なうSmart Touch技術を採用する
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底面にはクレードル用インターフェイスを装備。バッテリーやカードスロットも背面に用意されている
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S1010。外観はL73に近いが、ズーム倍率が大きいため電源オフの状態でも鏡胴部がせり出している
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S1050は、1/1.8型有効1,010万画素CCD、35mm判換算焦点距離38~190mm、F2.8~4.4、3型液晶モニターを持つ製品。感度は最大ISO1600で、ASRやIFRTも備える。内蔵メモリは45MBで、SD/SDHC/MMCスロットも装備。バッテリーは単三乾電池×2を使用する。本体サイズは98.9×25.5×63.5mm(幅×奥行き×高さ)。
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背面には3型液晶モニターを搭載。写真ではわかりづらいが背面右下のボタンが顔認識機能の有効/無効を切り替えるスイッチとなる
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グリップ部に単三乾電池×2とSD/SDHC/MMCスロットを備える
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S1010に近いデザインのS850。写真のシルバーモデルのほか、ブラックモデルも用意される
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S850は、1/1.8型有効810万画素CCD、35mm判換算焦点距離38~190mm、F2.8~4.4、2.5型液晶モニターを持つ製品。感度は最大ISO1600で、ASRを搭載。ただし、IFRTは搭載しない。内蔵メモリは20MBで、SD/SDHC/MMCスロットを装備。バッテリーは単三乾電池×2。本体サイズは104×24.8×63.6mm(幅×奥行き×高さ)。
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背面には2.5型液晶モニターを搭載。S1010と同じボタンレイアウトだが、顔認識機能を持たないので右下のボタンは省略されている
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S850もグリップ部に単三乾電池×2、SD/SDHC/MMCスロットを備える
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S630。S730も同じデザインで、それぞれにシルバーモデルとブラックモデルがラインナップされる
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S630は、1/2.5型有効600万画素CCD、35mm判換算焦点距離35~105mm、F2.8~4.9、2.5型液晶モニターを持つ製品。感度は最大ISO1600でASRを搭載。IFRTは備えていない。内蔵メモリは20MBで、SD/SDHC/MMCスロットを装備。バッテリーは単三乾電池×2となる。本体サイズは99.8×25×63(幅×奥行き×高さ)mm。
また、今回展示された製品以外にも「S730」、「L700」が発表されている。このうち、S730は1/2.5型有効720万画素CCDを備える以外のスペックは同じの姉妹モデルとなっている。
L700は、1/2.5型有効720万画素CCD、35mm判換算焦点距離35~105mm、F2.8~F4.9の光学3倍ズーム、15万画素の2.5型TFT液晶モニターを持つ製品。レンズの最短撮影距離は通常時80cm、マクロモード時5cmとなるほか、オートマクロモードでは広角側で5cmから無限遠、望遠側で40cm~無限遠の間で撮影が可能。感度は最大ISO1600で、AFRを備える。撮影モードはプログラムAEのみ。
イメージエディット機能も備えており、撮影済み画像の回転やリサイズ、トリミングなどの簡易レタッチが行なえる。また、640×480ピクセル、30fpsのMPEG-4動画の録画や、最大1分間のボイスレコーディング機能も備える。
内蔵メモリは19MBでSD/SDHC/MMCスロットも装備。本体サイズは、96.9×20.5×56.8mm(幅×奥行き×高さ)。バッテリーはリチウムイオン電池のSLB-0837を使用する。
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背面には2.5型液晶モニターを搭載。S1010/850とはボタンレイアウトになっている
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グリップを利用して単三乾電池×2、SDカードスロットを持たせているのは同様
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価格は、L73が299.99ドル、S1050が349.99ドル、S850が249.99ドル、S630が179.99ドル、S730が199.99ドル、L700が249.99ドル。発売は今年の春を予定している。
また、日本への投入も予定しているそうで、取材に応じたスタッフの個人的見解とはされたが「3月ぐらいには具体的な話ができるのではないか」とした。
■ Kodakはデジカメ新製品2モデルと無線対応フォトフレームを展示
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Kodakが展示した「V1003」。丸みを帯びたデザインを採用
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Kodakのブースに展示された新製品デジカメは「V1003」、「V803」の2モデル。撮影素子とカラーバリエーションが異なるだけの姉妹モデルとなっている。前者が1/1.8型有効1,016万画素CCD、後者が1/1.8型有効800万画素CCDを搭載。35mm判換算焦点距離36~108mm、F2.8~4.9の光学3倍ズーム、2.5型TFT液晶モニターを備える。
感度はオート時はISO80~160となるが、手動設定により最大ISO1600まで設定が可能。撮影モードはオートと22種類のシーン撮影モードを装備。最大640×480ピクセル、30fpsでMPEG-4動画(QuickTime)の録画も行なえる。
このほか、電子式の手ブレ補正機能を備え、ImageLinkを利用したプリンタへの接続や画像の共有も可能。プリンタ出力前に画像の自動補正を行なうPerfect Touch Technologyも搭載されている。
記録媒体は本体内に32MBのメモリを持つほか、SD/SDHC/MMCスロットも装備。バッテリーはリチウムイオン充電池のKLIC-7003が使用される。本体サイズは103×25×54.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は141.5gとなっている。
カラーバリエーションはV1003が9種類、V803が8種類。価格はV1003が249.95ドル、V803が199.95ドルとなっており、3月の出荷が予定されている。
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本体背面には2.5型液晶モニターを搭載。同社製品らしいEasyShare機能に絡んだボタンが多数配置されている
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こちらは「V803」。撮影素子が異なるだけなので、外観の形状は同一
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V1003のカラーバリエーション。ここに用意されていないモデルも存在し、合計で9種類のモデルがラインナップされる
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V803のカラーバリエーション。同じく、これがすべてではなく、8種類のモデルがラインナップされる
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Kodakが展示したフォトフレームデバイスの「EX811」。サムネイル表示をしている場面だが、選択した写真を表示したり、スライドショー形式で表示することもできる
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このほか、Kodakのブースではフォトフレームの新製品を展示。フォトフレーム自体は珍しい製品ではないが、本製品は同社製デジカメをUSB接続しEasyShare機能を利用して画像を表示したり、Wi-Fi準拠の無線LAN機能によってPC上の画像をワイヤレスで表示できるのが特徴。
もちろんカードスロットも備えており、CF/SD/xD/MSに対応したスロットを持つほか、128MBのメモリを内蔵しており、こちらに画像をストックするのも可能。また、PictBrigdeにも準拠しているので、対応プリンタを接続すれば、印刷時の画像ビューワとしても利用できる。さらに、MP3再生機能も備えているので、画像に合わせて音楽を鳴らすといったことも可能となっている。
製品はサイズと無線LAN機能の有無で4製品をラインナップ。10型(800×480ピクセル)/無線LAN機能ありの「EX1011」が275.95ドル。8型(800×480ピクセル)/無線LAN機能ありの「EX811」が229.95ドル。8型(800×480ピクセル)/無線LAN機能なしの「SV811」が179.95ドル。7型(480×234ピクセル)/無線LAN機能なしの「SV710」が129.95ドル。出荷はいずれも3月が予定されている。
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メニュー画面には画像表示方法やデバイスとの接続などの項目が並ぶ
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操作は本体上面に並ぶボタンのほか、付属のリモコンを使って行なうこともできる
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本体右側面はUSB端子と、音楽再生時のボリューム調整ツマミ、ヘッドホン出力端子が用意される
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カードスロットは本体左側面。CF/SD/xD/MSに対応する
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■ そのほか気になったデジカメをピックアップ
GoPROのブースでは、「世界最初の300万画素リストデジカメ」と銘打った「Digital HERO 3」が展示された。同社のDigital HEROシリーズの最新モデルで、リストバンドと防水用ハウジングを備えたデジカメ。
従来モデルから大幅に機能強化された点をアピール。撮影素子は有効300万画素CMOSで、デジタル3倍ズームの短焦点レンズを装備(焦点距離は不明とのこと)。内蔵の16MBに加えて最大2GBまで対応できるSDメモリーカードスロットを装備し、JPEGまたは30フレーム/秒の動画を撮影可能とのこと。重量は約139.4gで、100年防水をうたっている。価格は139ドル、出荷時期は1月下旬の予定。
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GoProが展示したリストバンドとハウジングを利用した300万画素デジカメ「Digital HERO 3」
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ハウジングの片側がヒンジになっており、このように持ち上げて利用する。ちなみにシャッターとは別に本体前面に用意されているボタンは電源スイッチ
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Celestronのブースでは、同社が10月に発表した「VistaPix IS70」を展示。有効310万画素CMOSを組み合わせた望遠デジカメ。対物70mm、焦点距離は210mmの屈折式望遠鏡とカメラを一体化させており、リレーレンズ方式を採用して撮影を行なう。カメラ側のレンズは焦点距離を2段階に切り替えるスイッチが搭載されており、それぞれ7倍、24倍での撮影が可能。この倍率変更スイッチと併用可能な6倍のデジタルズームも備えているほか、光学ファインダーも埋め込まれており、こちらの倍率は14倍。
記録解像度は静止画が2,048×1,536/640×480ピクセル、動画が640×480/352×288ピクセル。32MBの内蔵メモリまたはSDメモリーカードに記録できる。このほか、ビデオ出力(NTSC/PAL両対応)も可能。
この製品は「デジタルフォーカスメーター」と呼ばれるユニークな機能を備える。VistaPixは光学ファインダーを持たないため、シビアな望遠域でのピント合わせを2型液晶モニターのみで操作するのだが、画像のシャープ度をリアルタイムに判定して、よりシャープな状態が正確なピント位置に近いという目安にしている。なお、製品のISは「Image Stabilizer」ではなく「Image Spotter」の略で、ブレ補正機能は搭載されていない。製品はすでに発売されており、価格は478ドル。
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Celestronのブースで展示された「VistaPix IS70」。前方のシルバーの部分が望遠鏡部で、後方の黒い部分がカメラ部となる
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液晶モニターは2型。シャッターやデジタルズーム、メニューの操作はなどは上部のボタンで行なう。左側にある大きなスイッチが、本文中で触れた倍率切り替えスイッチ
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最後にシャープのデジカメについてのトピックを紹介しておきたい。CESのシャープブースでは、SHARPロゴの入ったデジカメ「VE-WA5」のデモを行なっている。このデジカメは、あくまでコンセプトモデルではあるものの、数台の実稼動モデルも用意されている。これは、デジカメ市場向けというよりは、同社の液晶テレビであるAQUOSをより楽しむためのデバイスとして立ち上げたコンセプトなのだという。
そのAQUOSとの連携機能は、VE-WA5に搭載された赤外線ポートと、AQUOSに接続する赤外線受信機を利用し、撮影した映像を赤外線で送信、AQUOSで表示させるというもの。赤外線転送にはIrSimpleが利用され、700万画素相当の画像を4~5秒程度で送信することができていた。また、IrSimple対応プリンタへのダイレクトプリントのデモも実施している。
あくまでコンセプトモデルとのことだが、実稼動モデルが用意されているだけでなく、顔認識AF/AEや縦位置写真判定センサーが実現している点、背面に搭載するワイド2.8型のMobile Advanced Super-V LCDの優位性や“18.6mmのスリムデザインがAQUOSにマッチする”といったコピーが載ったプレゼンテーションが示されている点など、非常に現実味のあるデモとなっており、AQUOSのアクセサリの一環として実際に発売される可能性も低くはなさそうだ。
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シャープが展示した700万画素デジカメ「VE-WA5」。写真はモックアップ
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同じくモックアップではあるが、2.8型のワイド液晶や、赤外線転送を行なう“IrSS”スイッチなどが特徴
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AQUAS側に接続する赤外線レシーバ。カメラとの間はIrSimpleを利用して転送される
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ブースで示されていたスライドの1枚。このほかにもVE-WA5の機能を紹介するプレゼンテーションが示され、現実味を感じさせるものだった
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■ URL
2007 International CES
http://www.cesweb.org/
( 多和田 新也 )
2007/01/11 17:31
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