リコーは、2.5型液晶を搭載した光学4.8倍ズームのデジタルカメラ「Caplio R2」を3月18日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は45,000円前後の見込み。本体色はシルバーとゴールド。
1月発売の「Caplio R1V」をベースに、液晶モニターを約11万画素の1.8型から、約11.4万画素の2.5型透過型TFTに変更した派生モデル。有効502万画素の1/2.5型CCDや、焦点距離28~135mm(35mm判換算)の光学4.8倍ズームレンズ、画像処理エンジン「Smooth Imaging Engine」など、液晶モニター以外の基本仕様は同等。
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Caplio R2(シルバー)
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Caplio R2(ブラック)
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想定ユーザーを「Caplio R1Vよりフレンドリーで、作品志向より記録志向を相対的に求める層」としている。なお、Caplio R1Vは併売される。
液晶モニターに加え、細かな機能追加も施されている。例えば、ストロボ、マクロ、セルフタイマー、ホワイトバランス、フォーカス、露出補正、ISO感度のアイコンを一時的に大きく表示する「アイコン拡大表示」機能を新たに採用している。
また、最大15点の多点測距AF時に、従来は非表示だった測距点の個別表示が可能になった。なお従来は、15点を一括し、1つのターゲット表示としていた。R1、R1V同様、外部測距センサーも備える。
さらに、撮影時に背面の「DISP.」ボタンを長押しすることで、液晶モニターの輝度を最大化する機能を追加。再生画像のサムネール表示にも、3枚表示と12枚表示が加わっている。
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レンズ収納時
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マクロモード時の合焦精度も向上したという。また、ホワイトバランスに「白熱灯2」を追加している。従来の「白熱灯」は、完全に白になるまで補正するが、白熱灯2では、ある程度で追尾を打ち切り、白熱灯の雰囲気を残す設定になる。
記録解像度は2,560×1,920/2,048×1,536/1,280×960/640×480ピクセル。ISO感度はAUTO/64/100/200/400/800。AUTOの場合は、周囲光にあわせISO300まで増感する。また、設定した記録解像度により増感設定が変化し、低解像度ほど高感度に設定されるという。
レンズ収納時に、一部のレンズを振り子のようにスイングさせて鏡胴外に逃す「Retracting LENS System」を採用。レンズ構成は7群9枚で、そのうち4枚は高屈折率低分散ガラスとなっている。開放F値は3.3~4.8。最短撮影距離は通常時で約0.3m、マクロモード時の撮影可能距離は約1cmから無限遠、テレマクロで約0.13mから無限遠。
記録メディアはSDメモリーカード/MMC。28MBの内蔵メモリーも搭載している。PCインターフェイスはUSB 1.1。電源は単3電池(アルカリ、ニッケル水素対応)、または専用リチウムイオン充電池「DB-50」を使用。R1の場合、専用バッテリは別売だったが、R2ではR1V同様、製品に付属する。撮影可能枚数は、CIPA規格準拠でDB-50使用時が約500枚、単3アルカリ電池使用時が約200枚。
外形寸法は100.2×25.8×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約150g(本体のみ)。なお、R1Vの本体色は「ゴールド」と「ブラック」だが、R2では「シルバー」と「ブラック」になる。
■ URL
リコー
http://www.ricoh.co.jp/
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( 折本 幸治 )
2005/02/28 15:00
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