|
WFT-E3
|
キヤノンは25日、ワイヤレストランスミッター「WFT-E3」のファームウェアを更新した。バージョン番号は2.0.0。
更新内容は、「EOS 50D」に対応したこと。加えてEOS 50Dで、 「Wi-Fi Protected Setup」、「フォルダ内画像転送」、「HTTPのポート番号変更」の機能が使用可能になる。ファームウェアの更新には、64MB以上2GB以下のCFを使用する。
Wi-Fi Protected Setup(WPS)は、対応した機器同士を簡単に接続するための仕組み。ルーターやアクセスポイントがWPSに対応している場合、機器に搭載されているボタンを押すことで簡単にネットワークに接続できる「PBC方式」と、機器に識別番号を打ち込むことで接続する「PIN方式」がある。
周囲で複数の無線LAN端末が稼働しているときは、識別番号によってより確実に接続できる「PIN方式」の使用を推奨している。
フォルダ内画像転送機能は、カメラ内にある画像をフォルダ単位で選択してFTPサーバーに転送できる機能。
HTTPポート番号変更機能は、ネットワークに複数のWFT-E3が接続している場合に、それぞれ異なるポート番号を設定することで、PCから特定のWFT-E3を選んで接続できるようにするための機能。
WFT-E3は、IEEE 802.11gに準拠したワイヤレストランスミッター。EOS 40Dのみに対応していたが、ファームウェアを更新することでEOS 50Dに対応する。通信距離は約150m。PTPモードによるカメラの遠隔操作機能などのほか、防塵・防滴性能を有する。重量は約340g。実勢価格は9万4,500円前後。
EOS 50Dは、有効1,510万画素CMOSセンサーを搭載するデジタル一眼レフカメラ。映像エンジンに「DIGIC4」を採用。約6.3コマ/秒の連射が可能なほか、ライブビューやHDMI端子を搭載する。発売は9月27日。ボディのみの店頭予想価格は14万8,000円前後。
■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
ダウンロードページ
http://web.canon.jp/imaging/eosd/firm-j/wfte3/firmware.html
EOS 50D関連記事リンク集
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/09/18/9156.html
■ 関連記事
・ キヤノン、“DIGIC 4”を搭載した中級機「EOS 50D」(2008/08/26)
( 本誌:関根慎一 )
2008/09/25 22:32
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。
|
|