|
PIE2008で展示されたデジタル暗室システム
|
エプソンダイレクトは、PCとカラーマネジメント対応ディスプレイ、プリンタ、ソフトウェアのセット「デジタル暗室システム」を一新し、23日に発売した。
2007年5月に発売されたデジタル暗室システムの後継製品。PCが「Endeavor CM3100」(MR3100のデジタル暗室仕様)から「同MR3300 デジタル暗室モデル」に、ディスプレイがナナオの「ColorEdge CE210W」から「同CG222W」または「同CG241W」に変更された。ディスプレイにはいずれも、「i1(Eye-One)Display 2」のカラーキャリブレーションセンサーが付属する。
またプリンタはエプソン「MAXART PX-5800」に加えて「同PX-5500」が選べるようになった。
MR3300 デジタル暗室モデルには、写真家向けソフト「Imaging WorkShop」がプリインストールされる。「Imaging WorkShop」は、写真の閲覧、セレクト、編集、レイアウト、プリントが行なえるソフトで、エプソン製プリンタ専用に設計されているため、手軽に高品質なプリントを得られる。
用意される構成と価格は次の通り。ただし、価格はMR3300デジタル暗室モデルの構成により変わる。
型番 | 構成 | 価格 |
MR33N01 | MR3300デジタル暗室モデル | 12万3,690円~ |
MR33P01 | MR3300デジタル暗室モデル / PX-5500 | 21万3,490円~ |
MR33P02 | MR3300デジタル暗室モデル / PX-5800 | 30万3,490円~ |
MR33D01 | MR3300デジタル暗室モデル / CG222W | 27万3,840円~ |
MR33D02 | MR3300デジタル暗室モデル / CG241W | 32万8,230円~ |
MR33W01 | MR3300デジタル暗室モデル / PX-5500 / CG222W | 35万8,390円~ |
MR33W02 | MR3300デジタル暗室モデル / PX-5500 / CG241W | 41万2,780円~ |
MR33W03 | MR3300デジタル暗室モデル / PX-5800 / CG222W | 44万8,390円~ |
MR33W04 | MR3300デジタル暗室モデル / PX-5800 / CG241W | 50万2,780円~ |
MR3300 デジタル暗室モデルは、同社のスリムデスクトップPC「Endeavor MR3300」をデジタル暗室に最適な仕様としたモデル。スペックの一例としてMR33N01は、CPUがCore 2 Duo E8300、メモリが1GBのPC2-6400 DDR2 SDRAM、グラフィックがIntel G35 Expressチップセット内蔵、HDDが250GB、光学ドライブがDVD±R 2層書き込み対応のスーパーマルチドライブ。インターフェイスは、CF/SDHC/SDメモリーカード/MMC/メモリースティック/スマートメディアに対応したメモリカードスロット、Ethernet、USB、IEEE1394などを備える。
本体サイズは98×401×357mm(幅×奥行き×高さ)、最小構成での重量は約8.6kg。
ColorEdge CG241Wは24.1型ワイド、1,920×1,200ドットのカラーキャリブレーション対応液晶ディスプレイ。Adobe RGBカバー率96%の色域を持つ。最大輝度は300cd/平方m、コントラスト比は850:1。
ColorEdge CG222Wは22型ワイド、1,680×1,050ドットのカラーキャリブレーション対応液晶ディスプレイ。色域はAdobe RGBカバー率92%。最大輝度は200cd/平方m、コントラスト比は800:1。
MAXART PX-5800と同PX-5500はそれぞれA2ノビ/A3ノビ対応の写真向けインクジェットプリンタ。8色構成のPX-P/K3顔料インクを採用する。
■ URL
エプソンダイレクト
http://shop.epson.jp/
製品情報
http://shop.epson.jp/html/begin.do?fn=CMS_TOP
■ 関連記事
・ 【PIE2008】「デジタル暗室システム」の新モデルをデモしたエプソンブース(2008/03/21)
・ エプソンダイレクト、PCとカラーマネジメント対応ディスプレイをセットにした「デジタル暗室システム」(2007/05/16)
・ エプソン、RAWデータに対応したプリントワークフローソフト(2007/03/20)
( 本誌:田中 真一郎 )
2008/04/23 16:08
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。
|
|