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【PIE2008】「デジタル暗室システム」の新モデルをデモしたエプソンブース

~プリンタ新モデル「PX-G5300」も展示

エプソンブース

 エプソンブースでは、昨年発売した「デジタル暗室システム」の新ラインナップを展示。プリントのデモを行っていた。

 デジタル暗室システムはPC、プリントソフト、ディスプレイ、ディスプレイキャリブレーター、プリンタをセットにしたプリントシステムで、エプソンダイレクトが発売する。PC、プリンタ、ディスプレイなどはカスタマイズも可能。発売は4月下旬を予定している。価格は未定だが、前モデル(49万9,800円)より価格を抑えたいとしている。カラーマネジメントを行なった状態で出荷しているため、用紙の設定のみでプリント可能。

 新システムは昨年と同様の製品構成だが、PCが「Endeavor MR3300」になり、処理速度がアップしたという。PCにはプリントソフト「Imaging WorkShop」をプリインストールする。


デジタル暗室システムの概要 プリンタ、ディスプレイ、PCなどをセットにしたパッケージ

 Imaging WorkShopは写真の管理、レタッチ、レイアウト、プリントなどの機能を備えるソフト。デジタルカメラ各社のRAWデータにも対応する。メイン画面は左からサムネイル表示、レイアウト表示、プレビュー表示になっており、サムネイル画面からレイアウト画面にドラッグするだけでレイアウトができる。新たに、レイアウト画面で背景色を指定して表示できるようになった。たとえば、額装した場合の見え方を事前にディスプレイ上でイメージできる。レイアウトのテンプレートは400種類を内蔵しており、ユーザーがオリジナルで作成、保存することもできる。

 色や明るさを段階的に変化させたテストプリントの出力機能も備える。ストリップやマトリックス状に画像の一部をプリントし、調整値を選択できる。「購入したユーザーからは、プリント作業がスムーズに進むと評価が高い」(説明員)という。Imaging WorkShopは単体でも販売しており、価格はオンライン販売で2万9,800。同ブースではオンライン注文時に5,000円引きになるクーポンを配布している。


左からサムネイル、レイアウト画面、プレビューが並ぶ パラメーターを微妙に変化させたサンプルを作成できる

プリントサンプルをストリップで出力したもの マトリックスで出力することもできる

ブースでは、Imaging WorkShopの体験版を配布している Epson Print Plug-In for Photoshopの画面。Imaging WorkShopとほぼ同じ

PX-G5300
 また、17日に公開を開始したPhotoshop用プリントプラグイン「Epson Print Plug-In for Photoshop」のデモも実施。会員制Webサイト「MyEPSON」から無償でダウンロードできる。

 Imaging WorkShopをベースにしたソフトで、Imaging WorkShopと同様のレイアウト、プリント機能を備える。Photoshopでレタッチした画像をプラグインに転送してレイアウトなどを行なう。Imagin WorkShopの機能から、直接ブラウズ、RAW読み込み、レタッチ、サンプル調整、特殊効果などを省いている。

 また、1月31日発売のプロセレクションシリーズのインクジェットプリンタ「PX-G5300」も展示。プリントサンプルを見ることができる。そのほか、「P-3000」を初めとするフォトストレージやスキャナ製品も多数出品している。


複合機も操作を試すことができる コンパクトフォトプリンタコーナーでは、来場者が撮影した写真のプリントサービスも行なっている

エプソン社員による「それいけ写真隊」も登場。製品解説などを行なった 講師によるセミナーも実施していた

フォトストレージも手にとって確かめることができる R-D1sにも触れることができる

60インチ用紙対応の大判プリンタ「PX-20000」も出品 ブース内ではアップルの写真ソフト「Aperture2」のデモを実施していた


URL
  エプソン
  http://www.epson.jp/
  フォトイメージングエキスポ2008関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2008/03/20/8169.html


( 本誌:武石 修 )
2008/03/21 13:22
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