キヤノンは、FAX機能などを搭載したインクジェット複合機と、低価格なエントリー単機能インクジェットプリンタを、3月上旬に発売する。価格はオープンプライス。
■ FAX機能搭載インクジェット複合機「PIXUS MX850」
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PIXUS MX850
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FAX機能などを搭載したインクジェット複合機。店頭予想価格は4万円前後の見込み。対応OSはWindows 2000/XP/Vista、Mac OS 10.3.9以降。
2007年10月に発売したMP610に、FAX機能と両面ADF(オートドキュメントフィーダ)、Ethernetを搭載した。Ethernetでは、LAN上のPCでプリンタとスキャナの機能を共有できる。
FAXはスーパーG3対応。最大約250枚、30件のメモリ代行受信や最大109件の同報送信、PC FAX機能を備える。ADFは用紙を35枚収納可能で、両面コピーにも使用可能。
プリンタの最高出力解像度は9,600×2,400dpi。5色独立インクタンクでシアン/マゼンタが各1,536ノズル、イエロー/染料ブラック/顔料ブラックが各512ノズルのプリントエンジンを搭載する。最小インク滴は1pl。対応最大用紙サイズはA4。前面カセット、背面トレイの2Way給紙機構、自動両面印刷やDVDレーベル印刷機能を標準で搭載する。
スキャナ部は入力解像度4,800×9,600dpiで、CISを採用する。カードスロットはCF/Microdrive/スマートメディア/メモリースティック/メモリースティックPRO/SDメモリーカード/SDHCメモリーカード/MMCに対応。別途アダプタを介してxDピクチャーカード/メモリースティックデュオ/メモリースティックPROデュオ/miniSDカード/microSDカード/RS-MMCにも対応する。
PictBridgeを搭載するほか、別売のBluetoothアダプタも使用可能。ただしBluetoothアダプタはWindows 2000に対応しない。PCとの接続はUSB 2.0。2.5型TFTカラー液晶モニターを搭載する。
本体サイズは508×483×260mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約13.9kg。
■ 実売8,000円前後の「PIXUS iP2600」
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PIXUS iP2600
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ローエンドの単機能スタイリッシュモデル。実売価格は8,000円前後の見込み。対応OSはWindows 2000/XP/Vista、Mac OS 10.3.9以降。
2007年4月に発売したiP2500の後継機。奥行きと高さを抑えたほか、前部カバー兼排紙トレイを新たに装備。カバー開閉センサーを搭載し、カバーが開いていないときに印刷すると警告が表示される。
最高出力解像度は4,800×1,200dpi。3色一体インク+ブラックインクを採用する。最小インク滴は2pl。
本体サイズは442×253×142mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.7kg。
■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2008-02/pr-pixusmx850.html
製品情報(PIXUS MX850)
http://cweb.canon.jp/pixus/lineup/mx850/
製品情報(PIXUS iP2600)
http://cweb.canon.jp/pixus/lineup/ip2600/
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( 本誌:田中 真一郎 )
2008/02/27 13:33
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