キヤノンは、インクジェットプリンタと、インクジェットコンパクトフォトプリンタの2007年秋モデル計3機種を、10月上旬より発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格はPIXUS iP4500が1万8,000円前後、PIXUS iP3500が1万3,000円前後、PIXUS mini360が2万円前後の見込み。
2007年モデルの単機能機は、印刷速度が高速化されたほか、改良された自動写真補正機能を採用。単機能機では補正機能はPC用のプリントソフト「Easy-Photo Print EX」から利用可能で、無償で公開される新バージョンをインストールすれば、旧機種のプリンタでも新しい自動写真補正技術を利用できる。
PIXUS mini 360は起動時間が短縮されたほか、本体のみでも自動写真補正を利用できる。また、プリントした写真をさらにプリントする「再印刷機能」を搭載する。
■ PIXUS iP4500
2006年モデルのiP4300の後継機。9,600×2,400dpi、最小インク滴1pl、5色インクでシアン/マゼンタが各1,536ノズル、イエロー/染料ブラック/顔料ブラックが各512ノズルのプリントエンジンを搭載する。
外観は2004年のiP4100からの「Super Photo Box」コンセプトを継承。前面カセットと背面トレイの2way給紙、自動両面印刷機能、DVD/CDレーベル印刷機能、PictBridgeなどを搭載する。PCとの接続はUSB 2.0。本体サイズは445×303×160mm(幅×奥行き×高さ)、重量約6.9kg。
■ PIXUS iP3500
2006年モデルのiP3300の後継機種。4,800×1,200dpi、最小インク滴2pl、4色インクでシアン/マゼンタが各512ノズル、イエローが256ノズル、顔料ブラックが320ノズルのプリントエンジンを搭載する。
前後トレイの2Way給紙が可能。PCとの接続はUSB 2.0。本体サイズは436×302×145mm(幅×奥行き×高さ)、重量約4.9kg。
■ PIXUS mini360
2006年モデルのPIXUS mini260の後継機種。トレイと液晶モニターをたたむと、ハンドルで持ち運ぶことができる。また、別売バッテリーで駆動することもできる。mini260でははがきサイズまで対応していたが、mini360では2Lサイズまでプリント可能になった。
9,600×2,400dpi、最小インク滴1pl、4色インクでシアン/マゼンタが各512ノズル、イエロー/染料ブラックが各256ノズルのプリントエンジンを搭載する。対応用紙サイズはL、2L、ワイド、KG、はがき、専用名刺、専用カード。
2.5型TFT液晶モニターと、Easy-Scroll Wheelを搭載する。
カードスロットはCF/Microdrive/スマートメディア/メモリースティック/メモリースティックPRO/SDメモリーカード/SDHCメモリーカード/MMCに対応。別途アダプタを介してxDピクチャーカード/メモリースティックデュオ/メモリースティックPROデュオ/miniSDカード/microSDカード/RS-MMCにも対応する。
PCとの接続はUSB 2.0。PictBridgeにも対応する。
本体サイズは258×225×81mm(幅×奥行き×高さ)、重量約2.5kg。
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2.5型TFT液晶モニターと、Easy-Scroll Wheelを搭載する
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モニターとトレイをたたむとバッグ状に。ハンドルの下にバッテリーを装着して単体駆動させることもできる
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■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2007-09/pr-pixus.html
製品情報
http://cweb.canon.jp/pixus/lineup/
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( 本誌:田中 真一郎 )
2007/09/26 11:24
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