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2007年度版「写真・映像用品年鑑」の概要が決定
~CD-ROM版は検索機能を追加、Win/Macのハイブリッドに
日本写真映像用品工業会は17日、2007年度版の「写真・映像用品年鑑」に関する記者会見を開催した。3月22日開幕の写真関連イベント「フォトイメージングエキスポ2007」(PIE2007)で無償配布するほか、会期後は全国の小売店で販売する。価格はオープンプライス。想定価格は500円前後の見込み。
冊子版の表紙デザイン。写真は引き続き竹内敏信氏
CD-ROM版。今回から検索機能が付く
写真・映像用品年鑑は、写真用品を扱う会員社の製品情報を掲載した冊子。2005年版まで「写真・映像用品カタログ」の名で知られ、2006年版から判形をA4に大判化したの機に、名称を「写真・映像用品年鑑」に改めた。また冊子版に加え、CD-ROM版も2006年版から登場した。近年はカタログ的な製品紹介ページ以外にも、企画ページを設けるなど工夫をこらしている。
2007年版は、A4判全568ページ、オールカラー。2006年度版より50ページほど増える見込みで、重量も1kgから1.1kgに増加するという。そのため、2006年度版では315円前後だった想定価格が、今回から500円に上昇する。これは、輸送費などのコストを鑑みた結果。非営利団体である同工業会では、もともと目標として「1,000円で購入しても納得いく内容」を定めており、2007年度版についても「500円で買ってよかったと思っていただける内容だと自負している」(カタログ委員長を務めるケンコーの田原栄一氏)という。
2006年度版との違いは、巻頭に1社1アイテムを紹介する「注目の我が社の製品 ここがス・ゴ・イ!!」を設けたこと。また、同工業会ならではの企画として、「写真映像用品用語集」を収録する。「石突」、「エレベーター」、「撹拌棒」など、写真用品にまつわる用語を解説したもので、見出し横のジャンル表記と同じものをインデックスで探せば、各社の製品までたどり着ける仕組み。
写真映像用品用語集の例。内容は変わる可能性がある
中谷会長(右)とカタログ委員長の田原氏
また今回から、レフ板、ストロボ、フィルターなどの使い方を交えて解説する「ポートレート撮影の基本と実践的アクセサリー活用ガイド」も設けている。そのほか、「被写体別用品ガイド」、「写真用品あれこれ便利帳」、「竹内敏信が推薦する第3弾『日本縦断 撮影地ガイド50選』」などを予定する。
CD-ROM版にも変更が加えられ、Windows以外にMacintoshでも閲覧が可能になる予定。さらに検索機能が加わり、目的の製品をより簡便に探せるという。想定価格は、冊子版と同じく500円前後の見込み。
冊子版の発行部数は2006年度版と同じく20万部。CD-ROM版はそのうち5万部となる。2006年度版は、20万部の半分をフォトイメージングエキスポ2006の会場で無償配布したという。PIE2007でも、入場者に1部ずつ無料で配布する。また、カタログ販売コーナーでも有償での販売を行なう。
同年鑑について会長の中谷幸一郎氏(ベルボン株式会社)は、「2006年度版の名称変更から認知され、定着した印象。業界の活性化のため重要な事業と位置づけている」と述べた。
なお同工業会は、会員社の増加についても報告した。新会員は21社で、ソフトウェア、PC周辺機器、記録メディアなどのジャンルからも加わっている。例えばソフトウェアでは市川ソフトラボラトリーとコーレル、記録メディアでは、サンディスク、レキサー・メディア、PQI、ATPといったメジャーブランドが加入した。
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URL
日本写真映像用品工業会
http://www.jpvaa.jp/
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( 本誌:折本 幸治 )
2007/01/22 13:03
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