エプソンは、高機能フォトストレージビューア「P-4500」のファームウェアと、同機用のコンテンツ管理/データ転送ソフト「Epson Link2」を更新し、同社サイトで公開した。
いずれもWindows版とMacintosh版が用意されており、対応OSはWindows Me/2000/XP
、Mac OS X 10.2.x~10.4.x。
■ ファームウェアでSDHCなどに対応
公開されたファームウェアはVer.02.01。P-4500のファームウェアがVer.01.06.01.01の場合に更新できる。更新には空き容量32MB以上のSDメモリーカードが必要。
変更点は次のとおり。
- SDHCメモリーカードへの対応
- ペンタックス K100D/ソニー α100/富士フイルム S2Pro/S3 ProのRAWデータに対応
- ニコン D2X/D2Hs/D200/D70s/D70/D50/D80のRAWデータの拡大表示が可能に
- HOME画面からの各画面への切り替え速度向上
- ID3 タグ Ver.2.4の表示に対応
- リスト表示のファイルサイズを右寄せ表示にした
また、次の不具合が修正されている。
- スライドショーの時刻表示がずれる
- カシオ EXLIM EX-Z40で撮影した画像で、一部の画像が表示されない
- キヤノン EOS 5DのRAWデータでスライドショーを行なうと、画像表示が乱れる
- 一部のカメラでシャッター速度が表示されない
■ Epson Link2はドラッグ&ドロップ転送などが可能に
公開されたEpson Link2はVer.1.10/Rev 1.10。なおMacintosh版はユニバーサルバイナリではないため、Intelプロセッサを搭載したMacintoshでは、Rosetta上で動作する。
Windows版、Macintosh版とも、変更/修正点は以下のとおり。
- ドラッグ&ドロップによる転送に対応
- バックアップモードで、表示エリアに表示するファイルの条件を選択できるフィルター機能を追加
- ARWファイル(ソニー RAWファイル)、RAFファイル(富士フイルム RAWファイル)に対応
- M4Vデータに対応
- 自動フォルダ作成ダイアログを、転送先フォルダを作成せずに転送できるように変更
- 簡単バックアップ開始ダイアログ、転送予約データ開始確認ダイアログを、選択した操作を初期設定とし、「次回以降表示しない」の項目を追加
- MP3 ID3タグ Ver.2.4に対応
- 矢印ボタン、設定ボタン、バージョン情報表示ボタン、ミュージックボタンのデザインを変更
- QuickTime 7に対応
- 転送予約データが残ったまま終了した際、確認メッセージを表示
- データを削除する際に確認ダイアログを表示(バックアップモードで、PCにバックアップされていないデータを削除する場合と、表示しているファイルをフィルタリング中にデータを削除する場合)
- 変換中やコピー中のプログレスダイアログに最小化ボタンを追加
加えてWindows版のみで、ビューワで映像/音声を再生できない動画のみ変換するように変更したほか、データをサムネイル表示にした際、強制終了してしまう場合があったのを修正した。
またMacintosh版のみで、音楽ファイルの管理をWindows版Epson Link2と同様にたほか、外部メディアを挿入した状態で外部メディアがマウントできない点を修正した。
P-4500は、4月に発売された、3.8型液晶モニターとTrue IDE対応メモリカードスロット、80GB HDDを搭載したポータブルフォトストレージ。動画や音楽の再生も可能。なお26日には、Adobe RGB表示が可能なP-5000が発売される。
■ URL
エプソン
http://www.epson.jp/
ダウンロードページ
http://www.epson.jp/download2/list/P-4500.html
■ 関連記事
・ 【新製品レビュー】エプソン P-4500(2006/04/28)
( 本誌:田中 真一郎 )
2006/10/20 01:46
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。
|
|