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【PIE2009】ベンロが発表会を開催、8層カーボン三脚を披露
~オリジナルブランドのカメラバッグも参考出品
会期:3月26日~29日(10時~17時)
会場:東京ビッグサイト東4・5・6ホールおよび会議棟
ワイドトレードブースでは、同社が国内総代理店を務める中国の三脚ブランド「ベンロ」(BENRO)を中心に展示。2009年春から本格的に日本で展開するのにあわせて、27日に新製品発表会を会議棟で開催した。発表会には、ベンロブランドの創設者でもある百諾(ベンロ)精密工業の劉昊(リュウ・ハオ)社長が来日。ブランドや製品の説明を行なった。
ベンロブース
ブースにはカーボンマスタープロ m8シリーズを中心に展示した
発表したのは、新開発の8層カーボンを使用した「m8」シリーズ。従来の6層(m6シリーズ)よりカーボン層を増やし、強度向上を図った。特に横方向からの衝撃に強いほか、これまでよりたわみも少なくなったという。1月に発売済。全て雲台は別売。
カーボンマスタープロ m8シリーズの本体部分は、アルミとマグネシウムの合金製で、軽量化を図っている
仕上げ前の本体部
ラインナップは3段モデルと4段モデルをそれぞれ5モデルずつ用意する。
最も大型の3段モデル「C-457m8」はパイプ径36mm、耐荷重12kg、全高1,955mm、縮長775mm、重量2.82kg。価格は8万6,940円。また、最も小型の3段モデル「C-057m8」はパイプ径22mm、耐荷重4kg、全高1,390mm、縮長535mm、重量0.99kg。価格は3万5,910円。
独自のシールド式ロックナットを採用し、パイプ内部に水分や砂などが入りにくい構造にした。石突はゴムとスパイクの交換式。本体部分は、アルミとマグネシウムの合金で、水準器と方位磁石を備える。また、専用ケースとストラップが付属する。
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カーボンシートから自社一貫製造
ベンロは、劉氏が1995年に広東省で設立した比較的若い企業。設立前の劉氏は大学教授をしており、金属材料が専門だったという。三脚の製造は1998年からで、当時は「BOFFLA」というブランドで製造していた。ベンロのブランドでの販売開始は2000年。中国ではハイアマチュアをターゲットに販売しており、「ハイエンドデジタルカメラの普及という波に乗って大いに売れた」(劉氏)。
百諾精密工業の劉昊社長
現在、中国ではシェア50%を占めるトップブランドになっており、2008年の売上は前年比130%の伸びだったという。また、世界40カ国以上で販売しており、ヨーロッパやアメリカでも好成績を収めているとのこと。劉氏はベンロの成長理由を、「価格に対しての品質が合理的だった」と説明した。
三脚の製造はロックナットのゴム部品以外は一貫して自社で行なっている。特にカーボン三脚のパイプは東リからカーボン繊維を購入し、自社でパイプを形成しているという。カーボン成形業者からパイプを買わずに、三脚用カーボンパイプを自社で製造できるのは三脚メーカー中ベンロが唯一とのこと。そうした製造工程のため、3万ヘクタールの工場を有するという。
「8層カーボンの開発は、自社でカーボンを成形できる強みをを活かしたもの。パイプ強度は世界で最も高いといって過言ではないと思う」(劉氏)。
8層巻きのカーボンパイプ
テストでは、134.1kgの加重まで耐えられたという
ブースでは8層巻きカーボンパイプの強度をアピールするデモを実施。大人の体重でも折れなかった
ロックナットは防塵機能を備える。シールド用のゴムは、ゴム製造技術に優れるというタイから輸入している
社名の“百諾”とは「100%の承諾を得る」といった意味。劉氏は、「三脚について真剣に取り組んでいる。日本では遅い参入となったが、今後発展させていきたい。日本の消費者は世界一厳しいと認識しているが、品質には自信がある。5年前に一度日本参入を図ったが、品質の問題などで売上が伸びず撤退した。それから5年掛けて製品を改良した。今度は受け入れてもらえると思う」と自信を見せた。
一方、日本での目標シェアについては、「日本にはスリック、ベルボンという大きな三脚メーカーがある。スリックやベルボンと切磋琢磨しながら三脚マーケットを盛り上げていきたい」と述べ、明確な数字は出さなかった。
製造設備の一部
検品ラインの様子
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「良い三脚を安く提供してくれる」と塙真一氏
発表会には写真家の塙真一氏が登場し、ベンロの三脚について話した。
塙真一氏
塙氏は、2年半ほど前に撮影で訪れた中国・北京の写真器材店でベンロの三脚を初めて見かけ、「意外にモノはしっかりしているな」という印象を持ったそうだが、日本ではメンテナンスができないと思い、買わずに帰国したとのこと。最近になって、ワイドトレードが日本に輸入していることを知ったという。
塙氏は、「中国製ということで、怪しい三脚と思っているのが多くの人の本音と思う。しかし、中国はコピーを作るのが上手なのも事実だが、中国には日本の精密機器を手がける企業の工場があり、高い技術を持つ企業も多い。粗悪なコピー品というわけではない」との見方を示した。
その上で、アマチュアカメラマンはカメラやレンズに数十万円といったお金を掛けるが、三脚は数千円などという安物を使っている人が多いと指摘。「三脚は一番大型のタイプを使って欲しいくらいだが、カーボン三脚はかなり高価なのが難点。そうした高価な三脚を比較的安く提供してくれるのがベンロ」と語った。
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カメラバッグも開発中
ベンロではカメラバッグも開発中で、試作品を参考出品した。国内での発売は5月以降を予定している。ラインナップは「C」シリーズ、「クラシックス」シリーズ、「スポーティ」シリーズの3ライン。
ブースでは参考出品のカメラバッグを手に取ることができる
カメラバッグのデザイナーHeather D.Song氏
Cシリーズは、3サイズで展開。3カ所から内部にアクセスできる機構を持つバックパックになる。ハーネスを組み替えることで、ショルダーバッグやタスキがけにもなる。背面に三脚ホルダーも備える。
Cシリーズのバックパック
内部
クラシックスは、バックパックとショルダーバッグで構成。昔から変わらないカメラバッグのスタイルを踏襲しながらも、機能的なデザインを取り入れたという。バックパックは、望遠レンズを装着したカメラをそのまま収納できる。
クラシックスシリーズ
バックパックの内部
スポーティーシリーズは、ラージとスモールの2種類を用意する。ラージは、内部のクッションを完全に取り外すことが可能で、通常のバックパックとしても使用できるのが特徴。また、スモールは、腰に取り付け可能でウエストバッグとして使用できる。多色展開を予定している。
スポーティシリーズ。ウエストバッグにもなるスモール(左)とラージ(右)
ラージはノートPCの収納に対応
ラージの内部。クッションは枠部分を含め、全て取り外すことができる
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URL
ワイドトレード
http://widetrade.jp/
ベンロ
http://www.benro.jp/
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( 本誌:武石 修 )
2009/03/28 21:42
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