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「CEATEC JAPAN 2008」にDMC-G1やα900が展示


 映像・情報通信の総合展示会「CEATEC JAPAN 2008」が30日、千葉県の幕張メッセで開幕した。会期は10月4日まで。開催時間は10~17時。入場料は一般1,000円、学生500円。事前登録で無料。

 主催は情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)、社団法人情報技術産業協会(JEITA)、社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)、CEATEC JAPAN 実施協議会。

 今年の開催テーマは「デジタルコンバージェンス新たなるステージへ。」。デジタルカメラの出展はソニーとパナソニックのみだが、発売前の最新機種に触れることができる。

 出展者数は804社/団体で、うち海外27カ国/地域から289社/団体が参加、合計小間数は3,121。開催中の登録者数は21万人を見込んでいる。


DMC-G1などを出展したパナソニック

 パナソニックは、10月31日に発売するデジタル一眼カメラ「DMC-G1」と、コンパクトデジタルカメラの「DMC-LX3」などを展示する。カウンターには実機が展示されており、自由に操作できる。

 ケース内にはフォーサーズおよびマイクロフォーサーズのレンズを展示。マイクロフォーサーズでは、DMC-G1に装着された単焦点レンズ「LUMIX G 20mm F1.7」のほか、HD動画撮影機に対応した「LUMIX G Vario 14-140mm F3.5-5.8」と広角ズームレンズの「LUMIX G Vario 7-14mm F4」が参考出品された。

 そのほか、ソフトケースやストロボなどのアクセサリーを展示。「DMC-L10」や「DMC-FZ28」とファインダーの見え方を比較できるコーナーも設置している。


「LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.」を装着したDMC-G1 DMC-G1の分解モデル。DMC-L10と比較できる

カウンターには各色のDMC-G1を展示。初のマイクロフォーサーズ機ということもあってか、説明員に質問を投げかける来場者が多かった 従来機種の光学および電子ビューファインダーとライブビューの見え方を比較できるコーナー

フォトキナ2008でも展示していた3本のレンズを参考出品 ストロボやフィルターのほか、シャッターリモコン「DMW-RSL1」も展示

発売済みのフォーサーズレンズ群。マウントアダプターも用意する コンパクトデジタルカメラコーナー。こちらも手にとって使用感を試すことができる

プラズマ/液晶テレビ「VIERA」のコーナーでは、ビエラリンクの実演を行っていた

ソニーはα900の体験コーナーを設置

 ソニーは、10月23日発売のフルサイズCMOSセンサー搭載デジタル一眼レフカメラ「α900」や、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショットDSC-T700」などを展示する。α900を用いた試写が可能で、モデルのセッティングは写真家の三好和義氏によるもの。

 カウンターには発売済みのαシリーズのレンズを用意しており、係員に声を掛ければレンズを付け替えてもらえるので、各レンズの使用感などを体験できる。


「50mm F1.4」を装着したα900 ケースには歴代のαシリーズが並ぶ

「70-200mm F2.8 G SSM」を装着したα900 試写コーナーを設置。試写用に複数台のα900を用意する

用意されたαレンズ群 アクセサリー類も展示

2009年1月発売の「70-400mm F4-5.6 G SSM」。今回は展示のみ 同じく「Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM」。いずれもフォトキナ2008に出品した

サイバーショットのコーナーでは、手ブレ補正ON/OFFでの見え方の違いを実演 「DSC-T77」の分解モデル

デジタルフォトフレームやローパスフィルターなどの展示も

ネットワーク対応フォトフレーム「Canvas Online VGF-CP1」
 デジタルカメラ関連製品や技術の展示も行われている。

 PC、デジタル家電、AV機器などを相互接続して運用するガイドライン「DLNA」(Digital Living Network Alliance)のブースでは、ソニーが5月に発売したデジタルフォトフレーム「CP1」を展示。RSSリーダーの搭載に加え、「フォト蔵」や「Picasaウェブアルバム」などのネットワークサービスに対応する。

 ロームのブースでは、機器の傾きを検知する「4方向検出センサ」を展示。赤外線LEDと2個のフォトトランジスタのON/OFFを内蔵のボールの位置によって検出する仕組み。デジタルカメラ、デジタルフォトフレーム、液晶テレビ、携帯電話などへの搭載を想定している。


「4方向検出センサ」概要。天地認識や画像回転への使用のほか、機器の転倒時に電源をOFFにする用途にも応用できるという 水晶デバイスメーカーのエプソントヨコムでは、ローパスフィルターの防塵コートのほか、近赤外線カットフィルターなども展示


URL
  CEATEC JAPAN
  http://www.ceatec.com/

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( 本誌:関根慎一 )
2008/10/01 13:08
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