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ライカの中判デジタルカメラ「S2」詳報
~レンジファインダー最新機「M8.2」も展示
会期:2008年9月23日~9月28日
会場:ドイツ・ケルンメッセ
既報の通り
、ライカはフォトキナ2008で、中判デジタル一眼レフカメラ「S2」を発表した。ここでは、より詳しいS2の情報や、9月25日発表の新製品についても触れたい。
縦位置グリップを付けたS2
例年通り黒をメインカラーとしたブース内
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S2
S2は、ライカがフォトキナ2008に合わせて発表した新「S-System」の第1弾。35mm判フルサイズセンサーより大きな30×45mmセンサーを採用し、明るい単焦点を中心にしたレンズ群をとり揃える。ボディの開発コードネームは「Afrika」。Auto Focus and single lens Reflexの略称AFRが由来という。
中判クラスよりボディは小型で、主にフィールドでの使用を想定。縦位置グリップも用意する。一般的なデジタル一眼レフカメラに比べると、操作ボタン類が少なくシンプル。
上面右側のダイヤルはシャッター速度兼撮影モードダイヤルで、「A」ポジションにすると絞り優先AE、そのまま背面のダイヤルを押し込むとプログラムオートに。「4S」~「4000」のポジションは、背面ダイヤルを押し込むたびに、シャッター速度優先またはマニュアルモードが切り替る。
ダイヤルの横に有機ELディスプレイ
背面のダイヤルは押し込める
OFF/FPS/CSのスイッチで、一部のSレンズのレンズシャッターを動作させられる
ホットシュー。専用ストロボも用意するという
ダイヤルの横には有機ELディスプレイを装備。撮影モード、絞り値、シャッター速度、ISO感度などの情報を表示できる。背面左手側の上部にあるスイッチは、フォーカルプレーンシャッター(ボディにはFPSと表記)とレンズシャッター(同CS)の切替。交換レンズの一部にはレンズシャッターを備えているものがあり、ここでどちらのシャッターを使うかを選択できる。
メディアはCFとSD系のダブルスロット、RAWとJPEGの振り分け記録に対応する。ホットシューの独自の接点は、オプションの専用クリップオンストロボのため。側面の端子カバー内にはHDMI端子を備える。
バッテリーはリチウムイオン充電池。縦位置グリップで個数を拡張できる。縦位置グリップにはバッテリー増加と縦位置用のシャッターボタン、背面ダイヤル、シャッターボタンのロック以外の機能は設けられていない
記録メディア室にはスロットを2つ装備。CFとSD系
HDMI端子も備える
底面。右の端子部は縦位置グリップ用
2,500mAhの専用バッテリー
ファインダー内
リモコン端子は脚を引っかけても抜けない構造だという
期待のAFは、測距点1点のシンプルなもの。駆動モーターはレンズ内と見られる。
連写性能は1.5コマ/秒。ボディは防塵防滴設計で金属製。周りをしっとりしたラバーが覆う。
撮像素子はコダック製の3,750万ピクセル。国内での発売は来年夏頃という。価格は未定。
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M8.2など
ブースでは、会期前の9月15日にライカが発表したデジタルレンジファインダーカメラ「M8.2」も展示。「ズミルックスM f1.4/21mm ASPH.」、「ズミルックスM F1.4/24mm ASPH.」、「ノクティルックスM f0.95/50mm ASPH.」、「エルマーM f3.8/24mm ASPH.」などの新レンズもあった。
M8.2。ブラックペイントモデル
背面
開放F値0.95のノクティルックスM f0.95/50mm ASPH.
鏡胴の正面から見たところ
また、コンパクトデジタルカメラの新製品「D-LUX 4」には、専用グリップを付けた状態で展示されている。M型ライカの別付けグリップをミニチュア化したような形状で、グリップのないD-LUX 4によく似合う。
そのほか、M型用の広角ファインダー、1.4倍マグニファイヤー、コンパクトデジタルカメラのC-LUX 4など、発売予定の新製品が並んでいた。
D-LUX 4に専用グリップを取り付けた状態
専用グリップはボディの三脚ネジ穴に取り付ける
背面には三脚ネジ穴を装備
D-LUX 4の背面
C-LUX 4。ブラックとホワイトを用意
C-LUX 4の専用革ケース。左はパテントレザーと呼ばれるエナメル調仕上げの革製品
C-LUX 4ケースはホワイトだけ長さが違う
1.4倍マグニファイヤー。専用ケースが付属する
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URL
フォトキナ2008
http://www.photokina-cologne.com/
ライカカメラAG
http://jp.leica-camera.com/home/
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【速報】ライカ、AF搭載デジタル一眼レフ「S2」を発表(2008/09/23)
( 本誌:折本 幸治 )
2008/09/25 22:14
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