会期:2008年9月23日~9月28日
会場:ドイツ・ケルンメッセ
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EXILIMとデータプロジェクターなどを出品したカシオブース
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EXILIMとデータプロジェクターなどを出品したカシオブース
カシオはフォトキナ2008において、「HIGH SPEED EXILIM EX-FH20」を欧州向けに発表。40コマ/秒の高速連写やハイスピードムービーの実力をブースで披露した。
EX-FH20は、国内で16日にカシオが発表した高倍率ズーム機。60コマ/秒の高速連写と最大1,200fpsのハイスピードムービーで話題になった「EXILIM PRO EX-F1」の下位モデルとなる。
EX-F1から連写機能が約60コマ/秒から約40コマ/秒に、ハイスピードムービーの最大フレームレートが1,200fpsから1,000fpsに落ちたものの、EX-F1より大幅な小型化を達成。同時に、レンズのズーム倍率が12倍から20倍に拡張、さらに広角端が約36mm相当(35mm判換算)から約26mm相当(同)へとワイド化した。撮像素子は有効910万画素の1/2.3型CMOSセンサー。
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展示のメインはHIGH SPEED EXILIM EX-FH20
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同じく高速連写モデルのEX-F1より大幅に小型化した
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下位モデルではあるものの、EX-F1の特徴だった「パスト連写」、「ムーブイン連写」、「ムーブアウト連写」などを装備。高速連写した画像から動いている被写体だけを切り抜き、1つの画像に合成する「マルチモーション」なども利用できる。
高速連写やハイスピードムービーの実力を披露するため、カシオはブースにゴルフシミュレーターを用意。スタッフや来場者のスイングを高速キャプチャーしてもらおうという趣向だ。会場ではEX-F1とともに並べられているのを良く見かけた。
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レンズは沈胴式。望遠端にするとここまで伸びる
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高速連写は最大40コマ/秒まで対応
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シャッター全押し前から撮影画像を記録し続ける「パスト連写」
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ハイスピードムービーのフレームレートは最大1,000fps
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EX-F1(左)と並べたところ
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また、会期前日にはプレス向けの説明会を開催。開発本部QV統轄部長の高島進常務取締役が、EX-FH20の欧州市場への導入と、市場動向およびEXILIMの位置付けやコンセプトなど説明した。
その中で、EX-F1、EX-FH20に続く高速連写モデルの第3弾を開発中であると発表。発売時期や仕様などの詳細は未定だが、3製品を同時に展開するとした。
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左から開発本部QV統轄部長の高島進氏、商品企画部兼第一開発部の中山仁部長
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ハイスピード機3モデルの市場導入を明らかにした
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ゴルフシミュレーターで連写機能やハイスピードムービーをアピール。写真はカシオヨーロッパ社長の中村寛執行役員(欧州地域統括担当)
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プレス向け説明会で。ハイスピードムービーで中村氏のフォームを確認
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そのほか、国内で発売済みの「EXILIM ZOOM EX-Z300」や、「同EX-Z250」をアピール。両機種が搭載する「メイクアップ機能」について、説明員が熱心に解説していた。
2.6型液晶モニター、有効910万画素CCD、3倍ズームの「EXILIM ZOOM EX-Z85」も出品。日本では5色だが、欧州では日本にないビビッド系ピンクやブラックを含む7色での展開となる。
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28mmからのズームレンズやHD動画記録機能を搭載したEX-Z300
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上面に「メイクアップボタン」を装備
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同じくメイクアップ機能を備えるEX-Z250
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メイクアップ機能をオンにすると、撮影画面にアイコンが現れる
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効果を高めるほど被写体の肌が美しく滑らかになるという
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同時発表のEX-Z85も出品。ビビッドピンクは国内モデルにない
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■ URL
フォトキナ2008
http://www.photokina-cologne.com/
カシオ
http://www.casio.co.jp/
■ 関連記事
・ カシオ、超高速連写カメラ第2弾「EX-FH20」(2008/09/16)
( 本誌:折本 幸治 )
2008/09/25 12:27
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