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エプソン、ギャラリー「エプサイト」をリニューアルオープン

~一般ユーザー向けスペースを拡張

新宿三井ビル地下の55ひろばからエスカレーターを上がった正面にエプサイトはある。写真右が従来からのギャラリー1、左が新設されたギャラリー2などの空間
 エプソンは10日、写真ギャラリー「エプソンイメージングギャラリー epSITE(エプサイト)」(東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル1階)をリニューアルオープンした。

 従来のエプサイトの隣のスペースを利用し、面積を2倍以上の574平方mに拡大。従来の空間は「ギャラリー1」として、従来どおり作家による作品展を行なう。

 拡張された空間には、ショウルームとプライベートラボを従来のスペースから移転。プライベートラボは2部屋に増えた。また、ギャラリー2とセミナールームを新設した。

 ショウルームには、インクジェットプリンタのPX-5600、PX-5800、PX-G5300などのプロセレクション製品を中心に展示。プロセレクションプリンタのお試しプリントも行なえる。


広くなったショウルーム
プロセレクション製品や出力見本が展示される

お試しプリントコーナー。写真奥のカウンターで申し込む
ショウルームに参考展示されたヤマハの電子ピアノ。パネル部分にインクジェットプリンタでオリジナルグラフィックを施した

 プライベートラボは、PCとスキャナ、大判プリンタなどの機材が設置された有料のプリント作業のためのスペース。従来は1部屋だったが、リニューアルにより2部屋用意され、1部屋の面積も広くなった。また、プリントの乾燥台や、大判プリント確認用の色見台なども設けられる。料金はA3ノビまでで3,840円で、プリントサイズや用紙、利用時間などにより料金が変化する。


右がプライベートラボの入口。2部屋になった
プライベートラボの内部。WindowsマシンとMacintosh、スキャナ、プリンタなどが用意される

プライベートラボの内部。A2ノビ対応のPX-5800とB0ノビ対応のPX-9550を設置
色見台

ギャラリー2
 ギャラリー2は、1と異なり、プロでなくても展示できる公募型ギャラリー。作品の制作費や運搬費、設営作業費、額の使用料(1枚315円)、ダイレクトメール制作費の一部、エプサイトのアドバンストメンバーに未登録の場合は登録費用が必要だが、ギャラリーの賃料はかからない。

 面積約36平方m、壁長約29.7mのギャラリーには磁石で作品を設置できる金属壁を採用。壁長のうち5.5mはギャラリー外部に面する。すでに2009年2月までの募集は終了している。


常設となったセミナールーム
 セミナールームは新しく設けられたもの。従来はギャラリー1で展示がない期間にセミナーを行なっていたが、常設会場ができた。16人分の受講生の席と、プリンターやスキャナー、プロジェクターなどの設備が用意され、プリント体験から大判、モノクロ、カラーマネジメントなどの専門講座まで各種のセミナーが開催される。セミナーの定員や期間、費用は講座ごとに異なるため、エプサイトのホームページで確認されたい。

 また、「励みの壁」と名づけた展示スペースをギャラリー2の向かい側に設け、こちらはセミナー修了者の作品を飾るために用意されている。セミナーの成果をこの壁に展示し、プライベートラボで作品を作り、ギャラリー2で個展を開催する、という流れが想定されている。

 10日は、多数の関係者を招いてオープニングレセプションが開催された。席上、エプソン販売代表取締役社長の平野精一氏は「エプサイトは10年前にオープンして以来、プロ写真家の皆様の展示をサポートすることで、プリントの技術やノウハウを蓄積し、コンテストなど、プロ写真家から写真愛好家の活動へサポート範囲を広げてきた。今回のリニューアルで、より多くの写真家、愛好家に幅広い活動の場を提供し、一般の方にもデジタルフォトの楽しさを味わっていただきたい」と述べた。

 エプサイト館長の鵜澤淑人氏はリニューアルしたエプサイトが目指したところを「お試しプリントやセミナー、プライベートラボ、ギャラリーなどで1日遊べる空間」とし、「エプソンはプリントにこだわりたい。ディスプレイの利便性はもちろんあるが、プリントのモノとしてのよさを共有したい」と、エプサイトの方向性を語った。

 なおギャラリー1では、リニューアルオープン第1弾として「細江英公写真展 春本・浮世絵うつし/きもの/鎌鼬 屏風・掛軸・写真絵」を、7月21日まで開催する。細江氏の代表作「鎌鼬」などを和紙にインクジェット出力し、屏風や掛軸、絵巻に仕立てた作品が展示される。


ギャラリー1では細江英公写真展を開催中
「鎌鼬」のモノクロインクジェット出力

同じく「鎌鼬」をインクジェット出力し屏風に仕立てた作品
「春本・浮世絵うつし」の絵巻


URL
  エプソン
  http://www.epson.jp/
  エプサイト
  http://www.epson.jp/epsite/

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( 本誌:田中 真一郎 )
2008/06/11 15:25
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