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【2008 CES】α200が人気のSonyブース


Sonyブース

会場:Las Vegas Convention Centerほか
会期:1月7日~1月10日(現地時間)


 会場内でひときわ大きなブースを構えた米Sonyは、6日(現地時間)に発表したデジタル一眼レフカメラの新製品「α200」の実機を展示。手にとって自由に操作することができる。

 αコーナーには、「α700」とともにα200を2台用意。発表されたばかりの新機種とあって、多くの来場者が足を止めていた。全体的なシルエットはα100を思わせるが、ストロボの自動ポップアップ機能を搭載したせいかペンタ部は特徴的なデザインになっている。また、α100で上面の左右にあったダイヤルが左手側のみとなり、右手側にISO感度ボタンなどを配置している。


DT 18-70mm 3.5-5.6を装着したα200





メニュー画面 撮影時の情報表示

 2台のうち1台は、バッテリーグリップを装着した状態で展示していた。α100では設定の無かったオプション。α700用のバッテリーグリップほどの操作部材は備えられていないが、縦位置に構えてみると楽にホールドすることができる。米国での発売は本体と同じ2月中旬。価格は250ドル。


バッテリーパックを装着したα200 背面

バッテリーは2つ収納可能
カメラを動かすと、それに対応して撮像素子が動く手ブレ補正のデモ

αコーナーは常に混んでいる状態
α700も試すことができる

カメラを近づけるだけで画像を転送できる「TransferJet」

 同社ブースでは、6日に発表した「TransferJet」(トランスファージェット)の参考展示コーナーも設けていた。TransferJetは、「ワイヤレスニアフィールドテクノロジー」として開発している無線通信技術。既報の通り、対応端末が1対1で画像や動画を転送できる仕組み。同社は、2009年の製品化を目指すとしている。

 応用例として、通信機能を備えたPCやTVの読み取り部にデジタルカメラを近づけるだけで、画像の転送または表示ができる。また、モバイル機器同士での通信も可能なことから、デジタルカメラや携帯電話間での画像のコピーもできる。さらに、携帯電話内にある有料動画を別の携帯電話にコピーし、視聴料は電子マネーで支払うといった利用も可能という。

 同社の非接触型ICカード「FeliCa」と同様の微弱無線技術を用いており、機器同士の通信距離を3cmまでとすることで、電波干渉などの悪影響がほぼ無いという。そのため、実効速度は375Mbpsを達成。静止画の転送だけでなく動画のストリーミング再生にも対応できる。



 「とにかくシンプルな無線通信を追求した」(説明員)というように、無線LANなどでは煩雑になりがちな設定を、1対1の通信に限定することで解消している。通信速度は低下するもののUSBドングルタイプの送受信機も開発しており、既存のPCなどでの利用も見込む。

 同社はTransferJetを、ユニバーサル規格にする方針を打ち出しており、今後ほかのメーカー各社に参加の働きかけをしていくという。なお同社によると、「TransferJetの搭載にかかるコストは現状でも十分に低いが、量産すれば相当に安くなる」と説明している。



URL
  2008 International CES
  http://www.cesweb.org/

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( 本誌:武石 修 )
2008/01/08 18:35
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