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ニコン、映像事業など好調で3四半期累計は過去最高益に


 株式会社ニコンは5日、2007年3月期第3四半期(2006年4月~10月)の連結業績を発表した。売上高が2,343億円(前年同期比21.5%増、以下同)、営業利益366億円(84.8%増)、純利益230億円(58.6%増)。第1四半期からの累計は過去最高益を達成した。

 デジタルカメラを含む映像事業は、売上高1,369億円(16.3%増)、営業利益206億円(47.1%増)。D200をはじめとするデジタル一眼レフカメラが好調に推移し、なかでもD80、D40が好評を博したという。あわせて交換レンズも好調。コンパクトデジタルカメラ事業は収益性を重視した。

 デジタル一眼レフカメラの出荷台数は、前年同期比137.5%増の57万台。第3四半期までの累計では、38.8%増の143万台。コンパクトデジタルカメラは、第3四半期126万台(38.2%減)、第3四半期までの累計466万台(14.5%減)となっている。

 精機事業は売上高773億円(36.3%増)、営業利益133億円(291.2%増)。インスツルメンツ事業は売上高157億円(13.8%増)、営業利益15億円(50%増)。その他事業は売上高149億円(12%増)、営業利益11億円(15.4%減)。

 通期での業績は、売上高8,000億円、純利益510億円を見込む。2006年11月9日の見通しに対し、それぞれを上方修正した。精機事業は計画を達成し、映像事業はデジタル一眼レフカメラと交換レンズが引き続き好調に推移すると予測。コンパクトデジタルカメラも収益重視を基本とするなど、当初の計画を上回るという。

 通期でのデジタルカメラ出荷台数は、デジタル一眼レフカメラが205万台、コンパクトデジタルカメラが650万台。デジタル一眼レフカメラは、11月9日時点の予想を5万台上方修正している。前年同期比で53%増になる見通し。



URL
  ニコン
  http://www.nikon.co.jp/
  平成19年3月期第3四半期財務・業績の概況(PDF)
  http://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/ir/finance/pdf/2007/07_3qf_c_j.pdf
  平成19年3月期第3四半期業績関係データ(PDF)
  http://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/ir/finance/pdf/2007/07_3qf_d_j.pdf

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( 本誌:折本 幸治 )
2007/02/05 17:11
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