有限責任中間法人 カメラ映像機器工業会(CIPA)は9日、2005年デジタルカメラ出荷見通しを改訂した。総出荷数を7,220万台から6,480万台に変更。国内出荷は微増から前年割れに転じた。
2005年上半期の実績が年初の見通しを下回る推移だったため、同協会が改訂を7月に検討。総出荷数は1月公表時の7,220万台から740万台減の6,480万台に変更し、前年比も20.8増%から8.4%増に減少している。
また、国内出荷は前年比1.8%増の微増から一転、1.7%減の840万台に変更。輸出も6,350万台(前年比24%増、以下同)から5,640万台(10.1%増)に伸び率が低減している。
上半期の実績は、数量全体で2,794万台(前年同期比5.5%増、以下同)、国内出荷が391万台(-1.1%減)、輸出は2,403万台(6.7%増)。年初の予想は2004年1~10月の実績に基づいて行なったものの、その後の2004年12月~翌3月の伸び率低下が予測できなかったという。
1~3月の4%増に対し、4~6月は前年比7%増と盛り返している。しかし、同協会では「デジタルカメラの普及レベルが高いレベルに進展する中、「7月以降下半期における大幅な回復は考えにくい」と判断した。
なお、銀塩カメラについても「年初見通しをやや下回る見通し」としている。
■ URL
CIPA
http://www.cipa.jp/
平成17年デジタルカメラ出荷見通し(PDF)
http://www.cipa.jp/pdf/press050809.pdf
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( 本誌:折本 幸治 )
2005/08/09 19:08
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