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CIPA、2005年デジカメ出荷数を20.8%増と予測

~2004年12月国内実績は引き続き前年割れ

 有限責任中間法人 カメラ映像機器工業会(CIPA)は27日、2004年12月のカメラ出荷実績と、2005年の出荷見通しを発表した。


12月単月は続落

 12月単月のデジタルカメラ出荷台数は450万4,443台(前年同月比100%、以下カッコ内は同じ)、出荷金額が1,171億9,024万2,000円(97.8%)。いずれもプラス成長とならなかった。

 出荷台数/金額の内訳は、国内が88万8,370台(88.9%)/253億7,566万7,000円(88.6%)、輸出が361万6,073台(103.1%)/918億1,457万5,000円(100.7%)。輸出はかろうじて成長しているが、国内は前年割れとなっている。


輸出に支えられた2004年通年実績

 2004年通年の実績は、出荷台数/金額が5,976万5,768台(137.7%)/1兆5,460億988万7,000円(126.2%)。

 内訳は、国内が854万6,880台(101.3%)/2,431億9,877万3,000円(99.3%)、輸出が5,121万8,888台(146.5%)/1兆3,028億1,111万4,000円(132.9%)。国内は金額で前年割れ。輸出の大幅な伸張が、全体の実績を押し上げている構造が顕著になっている。


500万画素以上へのシフト、デジタル一眼の伸張が明確に

 画素数別の区分では、12月単月、2004年通年ともに、500万画素以上のクラスのみが台数、金額ともに大幅に成長している。単月では台数が246.8%、金額が198.6%。通年では台数が315.6%、金額が232.3%。こうした傾向は国内も輸出も同様。

 また、レンズ交換式一眼レフは2004年通年の出荷台数は247万5,758台(292.9%)の大幅な伸張を遂げ、出荷金額は1,861億2,936万5,000円(217.7%)となっている。

 一眼レフ用交換レンズは国内の単月が台数で前年割れとなったものの、金額は136.4%と増加。通年では台数が111.2%、金額が132.2%。輸出は単月の台数が122.1%、金額が181.5%。レンズに関しては金額の成長率が台数を上回る現象が起きている。


通期予想も海外に支えられる

 こうした実績を踏まえ、CIPAは2005年のデジタルカメラ出荷数を約7,220万台(前年比20.8%増)と予測。国内は1.8%増の約870万台に留まるものの、輸出で24%増の約6,350万台を見込む。

 なお、銀塩カメラは前年比36.5%減の約640万台。国内が35.6%減の約40万台、輸出が36.6%減の約600万台としている。



URL
  CIPA
  http://www.cipa.jp/
  2004年12月デジタルカメラ出荷実績(PDF)
  http://www.cipa.jp/data/pdf/d_200412.pdf
  2004年12月銀塩カメラ出荷実績(PDF)
  http://www.cipa.jp/data/pdf/s_200412.pdf
  2005年カメラ出荷見通し(PDF)
  http://www.cipa.jp/pdf/press050127.pdf

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( 田中 真一郎 )
2005/01/27 19:53
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