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三洋電機、半導体事業が復調せず再度の下方修正

~デジカメなど民生部門の売上も減少、1,210億円の大幅赤字に

 三洋電機株式会社は23日、2004年度の連結業績予想を下方修正した。同社は新潟県中越地震の影響で一度下方修正しており、今回で再度の修正となる。

 2004年12月21日の前回予想から、売上高を2兆5,290億円から2兆4,950億円に、営業利益を600億円から430億円に、純利益をマイナス710億円からマイナス1,210億円にそれぞれ修正した。期末配当は見送られる。

 前回の修正は、半導体事業の主力工場である新潟三洋電子株式会社の被災による影響のため。その後、経費の見直しなどを行ない半導体事業の建て直しを図ったものの、デジタル景気の減速、繰延税金資産の一部見直しなどにより、前回予想を下回る結果になった。民生向けでは、デジタルカメラなどコンシューマ部門の売上が減少したとしている。

 なお、同社は下方修正と共に、半導体事業における業容改革に着手すると発表した。

 具体的には、競争力の高い民生用ASSP(特定用途向け標準製品)に注力するほか、前工程の3拠点(新潟三洋電子、岐阜三洋電子株式会社、三洋電機群馬工場)を統合し、全額出資の製造新会社「三洋半導体製造株式会社(仮称)」を新潟に設立する。資本金は199億円。設立は2005年上期を予定している。

 新会社では、バイポーラ/MOS LSI、トランジスタ、ISB、CCDの生産を行なう。後工程の再編については、今後「拠点の再編成を進める」としている。



URL
  三洋電機
  http://www.sanyo.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0503news-j/0323-1.html

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( 折本 幸治 )
2005/03/23 18:17
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