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三洋電機、第3四半期は176億円の損失

~デジカメ価格下落と新潟中越地震の影響で

三洋電機のハイブリッドデジタルカメラ「Xacti DMX-C4」
 三洋電機株式会社は31日、2004年度第3四半期(2004年10月1日~12月31日)の第3四半期決算を発表した。

 これによると、売上高は6,206億4,600万円(前年同期比5%減、以下カッコ内は同様)、営業利益は103億5,700万円(64.4%減)、純利益はマイナス176億1,700万円の減収減益となった。

 同社では大幅減益の要因を、デジタルカメラやデバイス事業の競争激化、10月23日の新潟県中越地震で同社半導体子会社の新潟三洋電子株式会社が被災したことなどをあげている。特にデジタルカメラに関しては、競争激化と価格下落が売上/利益両面でのマイナス要因としてあげられている。

 事業分野別の売上高は、TVなどのAV機器、デジタルカメラ、電話機、家電などを含むコンシューマ部門が3,194億9,600万円(マイナス133億1,600万円、4%減)。ショーケース、大型エアコンなどのコマーシャル部門が556億円(24億9,400万円、4.7%増)。半導体、液晶パネル、電池などのコンポーネント部門が2,364億6,800万円(マイナス251億2,300万円、9.6%減)。

 コンシューマ部門の製品別売上高では、TV、家電などが軒並み前年比プラス成長となっているのに対し、デジタルカメラは484億7,400万円(24.8%減)と、ビデオや情報機器と並んで悪化している。また、コンポーネント部門では半導体が511億3,300万円(21.4%減)と、新潟三洋電子の被災の影響が顕著に現れている。



URL
  三洋電機
  http://www.sanyo.co.jp/
  2004年度第3四半期決算短信(PDF)
  http://sanyo.web-ir.jp/data/current/summarysubobj-127-pdf.pdf


( 田中 真一郎 )
2005/01/31 18:13
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