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カシオ、EXILIMシリーズなど好調で中間期は大幅増益

~通期の利益予想も上方修正

 カシオ計算機株式会社は4日、2004年9月中間期(4月1日~9月30日)の連結決算を発表した。

 売上高は前年同期比17%増の2,814億9,600万円、営業利益は同61.4%増の195億3,000万円、純利益は同79.9%増の90億4,500万円。

 セグメント別では、エレクトロニクス機器事業全体で前年同期比19.3%増の2,207億円となり、そのうちデジタルカメラを含むコンシューマ部門の売上高は同6.8%増の928億円。


EXILIM CARD EX-S100
 デジタルカメラでは「EXILIM」ブランドが前期に続いて好調で、電子辞書と共に期初の予想を上回る販売実績を上げた。決算報告書では市場でのEXILIMの支持要因として、「カードジャンルの創造」、「大画面液晶搭載」、「長電池寿命」を挙げ、「デジタルカメラ市場を牽引するブランドとして高い支持を得ている」と説明している。

 他部門では、カメラ付き携帯電話を扱うMNS部門が売上高692億円、前年同期比79.9%増と増収になった。世界初の320万画素カメラ搭載モデル「A5406CA」が好調に推移したほか、日立との開発合弁会社の設立効果が出たとしている。そのほか、時計部門は4.4%減、情報機器部門は2.6%増となっている。

 デバイスその他事業の売上高は、前年同期比9.3%増の607億円。当期もデジタルカメラ向けTFT事業で世界シェアトップを堅持した。

 なお中間期の業績を踏まえ、通期の連結業績予想が修正された。売上高は、5月発表時の6,100億円から6,000億円に減少するも、経常利益は340億円から370億円、純利益は180億円から200億円にそれぞれ増加している。部材調達の遅れから売上は縮小するが、収益力強化施策が進み増益基調が見込めるため。

 下期に向けたデジタルカメラ事業については、「今後も最先端商品を投入し、国内以外にも成長が見込める海外市場での拡大を推進する」としている。



URL
  カシオ
  http://www.casio.co.jp/
  2005年3月期中間決算短信(PDF形式)
  http://www.casio.co.jp/ir/pdf/tanshin_j/200409/tansin-05half_all.pdf
  業績予想の修正に関するお知らせ(PDF形式)
  http://www.casio.co.jp/ir/pdf/20041104_gyouseki.pdf
  【8月25日】カシオ、光学2.8倍ズーム カードデジカメ「EXILIM EX-S100」(PC)
  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0825/casio1.htm

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【新製品レビュー】名刺サイズのフラッグシップモデル、カシオ EXILIM EX-S100(2004/10/12)


( 折本 幸治 )
2004/11/04 17:50
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