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オリンパス、フォーサーズ用「9-18mm F4-5.6」を10月に発売


 オリンパスは18日、交換レンズ「ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6」の発売日を発表した。発売日は10月25日。価格は7万4,550円。

 ZUIKO DIGITALのラインナップ中、廉価かつコンパクトなスタンダードクラスに属する超広角ズームレンズ。フォーサーズシステム規格に準拠する。E-520とともにオリンパスが5月13日に発表、当初は「年内発売」としていた。


ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6 E-520に装着したところ

DSAとED非球面レンズで小型化を実現

 35mm判換算で焦点距離18〜36mm相当の画角をカバー。レンズ中央部と周辺部の厚みの比が大きく、さらに両面を非球面とした「DSA」(Dual Super Aspherical:大偏肉両面非球面)レンズを配置。1枚のDSAレンズで従来の2枚分の働きを可能としたことで、大幅な小型化を実現したという。

 例えば同社の「ZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5」の場合、強い負のパワーを持つガラス研磨レンズを前面にまず配置し、その後に非球面レンズをおくことで収差を補正していた。本レンズはDSAレンズが2枚の役割を1枚で実現。フィルター径72mm、最大径79.5mmの比較的コンパクトなサイズながら、画角100度の超広角撮影を可能にしたという。


レンズ構成図。最前面にDSAレンズ、その後ろに非球面レンズを採用。最後面にはEDガラスモールド非球面レンズ
 DSAレンズはすでに、コンパクトデジタルカメラのμシリーズで実装済み。またオリンパスでは、より径が大きく形状の複雑な非球面レンズを「ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4」用として量産している。これらの成果が本レンズの前玉で具体化したという。

 DSAレンズは、通常のレンズより厚みの比が大きいため、製造過程では、冷却収縮による割れやすさが問題になる。そこで成型時には、数100度の金型を±1%以内の範囲で制御できる独自の成型機を使用。また、世界最高クラスの測定精度を備えた評価機も利用するという。

 広角レンズに現れがちな倍率色収差を抑えるため、EDレンズを最終面に配置。EDレンズは色消し効果があるものの、別の収差が現れるため、後ろの別のレンズを配置するのが一般的だ。最終レンズに用いられるのは珍しい。

 オリンパスでは最終面のEDレンズをガラスモールドの非球面加工とし、色収差を含むすべての収差を抑える役目にあてた。「柔らかく傷付きやすい」などの理由で、一般にED非球面の量産は比較的難しいとされるが、専用の金型幕や洗浄技術の開発により実現したという。


DSAレンズの断面 DSAレンズとEDガラスモールド非球面レンズ

コントラストAFにも対応。マウントは金属

 最短撮影距離は0.25m、レンズ先端から被写体までのワーキングディスタンスは0.14m。最大撮影倍率は0.12倍。7枚羽根の円形絞りを採用する。

 近接撮影時の画質を維持するため、レンズ系の一部が別個に動いてフォーカスを合わせる、フローティング機構を採用する。オリンパスは「スタンダードクラスでは希少」と説明している。

 E-520、E-420のハイスピードイメージャAFに対応。ライブビュー時にコントラスト検出式のAFを利用できる。

 テレコンバーター「EC-14」と「EC-20」がMFで使用可能。本体サイズは79.5×73mm(最大径×全長)、重量は275g。金属マウントとなっている。


ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6のMTF曲線

【お詫びと訂正】記事初出時、ワーキングディスタンスを0.25mと記載しておりましたが、正しくは0.14mでした。お詫びして訂正いたします。



URL
  オリンパス
  http://www.olympus.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.olympus.co.jp/jp/info/2008b/if080918zuikoj.cfm

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( 本誌:折本 幸治 )
2008/09/18 12:11
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