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ペンタックス、DA★「16-50mm F2.8」と「50-135mm F2.8」を正式発表

~同社初の超音波モーターを採用、AFはK10D以外でも動作

 ペンタックスは、デジタル専用交換レンズ「DA★ 16-50mm F2.8 ED AL [IF] SDM」と、「DA★ 50-135mm F2.8 ED [IF] SDM」を近日に発売する。価格はともにオープンプライス。店頭予想価格は、いずれも12万円台後半の見込み。


DA★ 16-50mm F2.8 SDM
DA★ 50-135mm F2.8 SDM

 どちらも2006年9月のイベント「Photokina 2006」で、同社が参考出品した製品。予告通り、AF駆動用に同社初の超音波モーター(Supersonic Direct-drive Motor)を内蔵する。カメラ内モーターで駆動する従来の同社製AF交換レンズに対し、「静かで滑らかなAFを実現する」という。レンズ内超音波モーターによるAF駆動が可能なレンズには、製品名に「SDM」が付く。

 また同社の交換レンズ中、高性能を追求した製品を表す「★」(スター)を冠している。★レンズは、非球面レンズ、特殊光学ガラス、独自のレンズコーティング技術などを盛り込み、低収差を図ったシリーズ。デジタル専用(DA)での★レンズは今回が初めて。「画像周辺部までクリアでコントラストの高い、優れた描写性能を実現する」としている。

 現在、超音波モーターで駆動可能なデジタル一眼レフカメラは「K10D」のみ。ただし、K10Dのファームウェアをアップデートする必要がある。3月下旬に改めて告知するという。

 なお、「K100D」など超音波モーターに対応していないモデルの場合、カメラ内モーターでAF駆動を行なえる。


K10DにDA★ 16-50mm F2.8 SDMを装着
 さらに各部にシーリングを施し、防塵・防滴構造を実現している。また、AF後に切り替えなしでMF操作が可能な「クイックシフト・フォーカス・システム」も採用。レンズ内超音波モーター、カメラ内モーターのどちらでも利用できる。対応マウントはKAF2。

 レンズ前面には、特殊なフッ素系物質を蒸着させた「SP(Spuer Protect)コート」を採用。すでに「DA Fisheye 10-17mm F3.5-4.5」などで採用済みの技術で、撥水性や撥油性に優れるため、指紋や化粧品などの油汚れも簡単に落とせるという。

 どちらの製品もPhotokina 2006での参考出品時点から、外観が若干変わっている。具体的には、鏡胴の金環の幅が狭くなり、メッキからアルマイト処理になった。あわせてピントリングの幅が広くなっている。

 なお、レンズ光学系をトキナーと共同開発・設計したという。


DA★ 16-50mm F2.8 ED AL [IF] SDM

 全域F2.8の大口径3.1倍ズームレンズ。35mm判換算で焦点距離24.5mmから76.5mm相当の画角が得られる。

 レンズ構成は12群15枚。特殊低分散(ED)ガラス2枚、非球面(AL)レンズ3枚を使用。絞り羽根は9枚。フィルター径は77mm。本体サイズは84×98.5(最大径×全長)、重量は565g。


DA★ 50-135mm F2.8 ED [IF] SDM

 35mm判換算で76.5~207mm相当の画角が得られる望遠ズームレンズ。開放F値は全域F2.8。デジタル専用としたことで、大口径望遠ズームレンズとしては、小型・軽量を実現している。

 14群18枚のうち、EDガラスを3枚使用。また、内面反射を抑え、逆光撮影時の描写性能を上げるという「ゴーストレスコート」を採用する。

 絞りは9枚羽根。フィルター径は67mm。本体サイズは76.5×136mm。重量は685g。



URL
  ペンタックス
  http://www.pentax.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.pentax.co.jp/japan/news/2007/200707.html

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【Photokina 2006】ペンタックス、DA★レンズや645 Digitalを参考出品(2006/09/28)


( 本誌:折本 幸治 )
2007/02/22 11:01
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