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オリンパス、クルーズ船で「E-410」を用いた女性講座を開催


 オリンパスは26日、「女性のための写真講座:PhotoRouge(フォトルージュ)」の一環として、クルーザー上で講義を行なう特別講座「Special PhotoRouge ~Une Croisiere(クルーズ)~」を実施した。女性に限定した写真講座で、デジタル一眼レフカメラの操作を覚えたい初心者向け。当日は定員35名が「E-410」をはじめとした同社のデジタル一眼レフカメラを手にとり、東京湾クルーズを楽しんだ。


講座が行なわれた「シンフォニーモデルナ」。約1時間半のクルージングだった 講座のメイン機種はE-410。ストラップはPhotoRouge参加者限定

 PhotoRougeは、「女性にデジタル一眼レフカメラの楽しさを伝えたい」との想いから始まった、オリンパス・イメージングが企画する定例の有料講座。仕事帰りのOLを意識した時間帯に講義を行うほか、カフェでの実習、女性写真家の講師陣など、開始早々からテレビや女性誌など一般媒体でも報道された。

 今回はその特別版として企画されたもので、クルーズ船上での実習という、一風変わった試みとなった。「女性が興味を持つさまざまなものを写真に結びつけたい」という理由から、東京シーラインが運営する東京湾クルーズ「シンフォニー」での実習を企画したそうだ。

 講座はまず、東京新宿のオリンパス本社内で行なわれた。ここで基本的なデジタルカメラの操作術を覚える。カメラやレンズは1人1台ずつ用意され、メインの貸出機は新製品の「E-410」と「ED 14-42mm F3.5-5.6」だった。講師は本誌でもおなじみの吉住志穂氏。先着順定員35名のところ数多くの応募があったそうで、オリンパスでは反響の大きさに驚いたそうだ。

 集まった参加者の多くは、一般的な講座よりも年齢層がぐっと若い。コンパクトカメラでの撮影は体験済みだが、一眼レフカメラは初めてという人が大半を占めている。しかし、自前のデジタル一眼レフカメラを持ち込む人や、その中にはリピーターも。「以前に講座を体験し、母にも勧めた」という人もいるほど、同講座は定着を見ているようだ。


オリンパス社内での講義。全員で視度補正を体験しているところ 講師の吉住志穂氏。自前のE-410に特製ストラップを装着

 講義内容は、ファインダーの視度調整、カメラの構え方、シャッターボタンの半押し、フォーカスロック、画像の再生・拡大・削除、露出補正、ホワイトバランス、ISO感度、絞りと被写界深度、露出モード、最短撮影距離、焦点距離と画角。それぞれ実際に試しながら説明を聞くスタイルで、操作が分からない場合は、その場で講師やオリンパスのスタッフが説明してくれる。なお、スタッフは女性を中心に男性も若手がほとんど。服装は男性もカジュアルで統一し、「親しみ易さを重視した」という。

 オリンパス本社での講義を終えると、全員で日の出桟橋に移動。今回乗船する「シンフォニーモデルナ」を前に記念撮影した後、船内の個室で講義の続き。船がお台場に差し掛かると、全員デッキに出ての撮影となった。コースはお台場を経て東京湾中央へ、その後日の出桟橋に戻るというもの。普段見ることのないレインボーブリッジを下から狙うアングルが山場となった。

 その後は船内で食事を楽しみつつ、マクロレンズでの食事の撮影も体験。船上では新たに「ED 8mm F3.5 FishEye」、「ED 7-14mm F4」、「35mm F3.5 Macro」、「ED 50mm F2 Macro」、「ED 40-150mm F4-5.6」の貸出しが始まり、交換レンズの装着法をスタッフから教えてもらった参加者は、日の出桟橋に戻るまで、思い思いのレンズを装着して楽しんでいた。講師の吉住氏は、「E-410はレンズもあわせて小さくて軽いので、女性にぴったりのカメラです。毎日持ち歩いても苦にならない。これからも覚えたことを実践して、写真を楽しんで下さい」と、半日にわたる講座を締めくくった。


日の出桟橋から出発。当日は天候も良く、波も穏やか。絶好のクルージング日和となった
船内での講義。交換レンズも魚眼から望遠まで試せた

レインボーブリッジを撮影する参加者たち
東京湾から見るお台場や品川埠頭を撮影

 講評は当日行なわず、プリントまたは画像データで後日応募するスタイル。応募した合計2点以内のうち1点を吉住氏が選び、選評をDVDビデオにして参加者に発送する。

 その際、金賞(図書カード3,000円分)、銀賞(同2,000円分)、銅賞(1,000円分)を選出。10月上旬には、優秀作品展が田園調布のDeco's Dog Cafe田園茶房ギャラリーで開催される予定だ。同展には優秀作品だけでなく、応募者全員の作品を掲出する。また、参加者がデジタル一眼レフカメラ、または交換レンズを購入すると、PhotoRouge特製の非売品革ストラップがもらえるという。


参加者限定のPhotorouge特製ストラップ。本革製で、ロゴが型押しされている
 Special PhotoRouge ~Une Croisiere(クルーズ)~は計2回の実施予定で、次回は7月28日。申し込み締切は7月18日、料金は1万2,000円。定員は35名(先着順)で、講師を池本さやか氏が務める。

 なお、PhotoRouge通常講座の今後の予定は、5~6月講座が「~Des Fleurs(お花)~」(基礎講義5月22日、撮影実践6月2日、講評会6月12日)、7~8月講座が「~A la Promenada(散歩道)~」(7月18日、7月21日、8月8日)、8~9月講座が「~Des Fleurs(お花)~」(8月22日、9月1日、9月12日)となっている。料金は1万円、定員は20名。



URL
  オリンパス
  http://www.olympus.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.olympus.co.jp/jp/news/2007a/nr070405rougej.cfm

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( 本誌:折本幸治 )
2007/05/28 00:02
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