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ライカ、フォーサーズ準拠のレンズ交換式デジタル一眼レフ「デジルックス 3」


 ライカカメラジャパンは、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「デジルックス 3」を10月下旬に発売する。価格はオープンプライスだが、ライカ銀座店での価格は338,000円。

 4/3型(17.3×13mm)の撮像素子と対応マウントを核とする、デジタル専用レンズ交換式一眼レフ規格「フォーサーズ」に準拠するカメラ。パナソニックのLUMIX DMC-L1をベースとした製品と推察され、仕様はほぼ同様。さらに当面は、DMC-L1と同様に標準ズームレンズ「Leica D Vario-Elmarit 14-50mm F2.8-3.5 ASPH.」とのセット販売のみ行なわれる。

 外観形状や操作系のレイアウトなどもおおむねDMC-L1と同様。ただしDMC-L1では軍艦部上部が斜めに断ち落とされているのに対し、デジルックス 3では垂直のままとなっており、同社のM型レンジファインダーにより似た外観となった。また、DMC-L1では黒一色の塗装となっているが、デジルックス 3では軍艦部と底面、背面の液晶モニター部が銀色となっている。





 撮像素子は有効750万画素Live MOSセンサー。最大記録画素数は3,136×2,352ピクセルで、感度はISO100~1600。色空間はsRGBとAdobe RGBに対応し、記録形式はJPEGとRAW。ローパスフィルターに付着するゴミを超音波振動で落とす防塵システムを備える。

 ファインダーは視野率約95%、倍率約0.93倍。フォーカシングスクリーンは固定式。液晶モニターは2.5型(20.7万画素)の低温ポリシリコンTFT。ミラーアップして撮像素子からの映像を液晶モニターに映し、フレーミングやピント合わせができるライブビュー機能を備える。

 記録メディアはSDHC/SDメモリーカード/MMC。電源はリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約450枚。本体サイズは145.8×80×86.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約530g。

 同梱されるレンズ「Leica D Vario-Elmarit 14-50mm F2.8-3.5 ASPH.」は、35mm判換算焦点距離が28~100mm、F2.8~3.5のズームレンズ。非球面レンズ2枚を含む12群16枚で構成され、最短撮影距離は29cm。光学式手ブレ補正機能を備える。レンズ全長は103mm、フィルター径は72mm。重量は486g。

 このほか1GBのSDメモリーカードやPhotoshop Elements 4.0(Windows版)/3.0(Macintosh版)などが同梱されるほか、別売オプションとしてビリンガム コンビネーションバッグなどが用意される。

 「デジルックス」シリーズは1998年のレンズ一体型コンパクトデジタルカメラに端を発し、これは富士フイルム FinePix 700ベースと推察される製品だった。2002年のデジルックス 1からは提携先がパナソニックとなり、レンズ一体型コンパクトデジカメ「LUMIX DMC-LC5」ベースの製品となった。2003年のデジルックス 2はやはりパナソニックの「LUMIX DMC-LC1」がベースで、レンズ一体型ながらデジルックス3同様にレンズ鏡胴部の絞り環と軍艦部のシャッタースピードダイヤルによるインターフェイスを備えていた。



URL
  Leica(英文)
  http://www.leica-camera.us/
  製品情報(英文)
  http://www.leica-camera.us/photography/d_system/digilux_3
  【'98年10月16日】プロカメラマン山田久美夫の「ライカ digilux」ミニレポート(PC)
  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981016/leica.htm
  【2002年3月5日】LEICAのデジタルカメラ「DIGILUX 1」国内発表(PC)
  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0305/nsh.htm
  【2003年12月2日】Leica、銀塩風デジカメ「DIGILUX 2」(PC)
  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1202/leica.htm

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( 本誌:田中真一郎 )
2006/09/15 17:12
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