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ニコン、デジタルカメラ「D100」を生産終了

~「Ai Nikkor 45mm F2.8P」も

D100
 ニコンは1日、同社のデジタル一眼レフカメラ「D100」の生産終了を明らかにした。トップページから製品情報ページへもリンクがたどれなくなっている。

 D100は、2002年6月発売のデジタル一眼レフカメラ。プロ向けの「D1」を成功を受けたニコンが他社に先駆けて投入したハイアマチュア向けの中級機で、当時としては廉価な30万円という価格も話題を呼んだ。

 D100の発売後、上位機種のD1は「D1X」、「D1H」、「D2H」、「D2X」、「D2Hs」と代を重ね、2004年3月発売の下位機種「D70」も「D70s」へとリニューアル。さらにニコンは2004年6月にエントリーモデル「D50」を投入するなど、ラインナップの拡充に成功している。

 しかし、発売から約3年が経つたD100の後継機種はいまだ発表されず、他社のライバル機に仕様上の差をつけられながらも現行モデルとしてカタログに残っていた。今回、現行モデルからD100が外れたことにより、後継機種の発売が期待される。


D50に装着したAi Nikkor 45mm F2.8P
 同時にニコンは、交換レンズ「Ai Nikkor 45mm F2.8P」の生産完了を明らかにした。

 45mm F2.8Pは、テッサータイプのMF単焦点レンズ。薄さ17mmのいわゆる「パンケーキレンズ」として一部の人気を博していた。MFレンズながらCPUを内蔵する数少ないレンズで、MFレンズの多くで内蔵露出計の作動しないD100、D70s、D70、D50、FinPix S1 Pro/S2 Pro/S3 Proにおいても、プログラム、絞り優先、シャッター速度優先などの各AEが使用できた。

 ニコンカメラ販売株式会社によると、ブラック、シルバーともに生産を終了。後継機にあたる新製品の発表はない。市中在庫はまだ多いものの、デザイン、機能、画質に独自の魅力を持つレンズであり、販売終了を機に再評価が集まりそうだ。発売は2001年。新品での価格は50,400円。



URL
  ニコン
  http://www.nikon.co.jp/
  生産を終了した製品(デジタル機器)
  http://www.nikon-image.com/jpn/products/discontinue/digital/
  製品情報(D100)
  http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/digital/slr/d100/
  製品情報
  http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/mf/singlefocal/normal/ai_45mmf28p.htm
  【2002年5月8日】ニコン、610万画素一眼レフデジカメ「D100」を6月22日発売(PC)
  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0508/nikon.htm

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( 本誌:折本幸治 )
2005/09/02 00:07
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