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カシオ、“ダイナミックフォト”搭載の「EX-Z400」


 カシオは、新機能「ダイナミックフォト」を搭載した「EXILIM ZOOM EX-Z400」を1月23日より順次発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円台後半の見込み。

 カラーバリーエションとして、GD(ゴールド)、PK(ピンク)、BN(ブラウン)を用意する。発売日は、ゴールドとピンクが1月23日、ブラウンが1月30日。


EXILIM ZOOM EX-Z400(ゴールド)

EXILIM ZOOM EX-Z400(ピンク)

EXILIM ZOOM EX-Z400(ブラウン)

 7日に海外で発表済みの薄型モデル。動く被写体を切り抜いて合成できる「ダイナミックフォト」を世界で初めて搭載した。同じくダイナミックフォト搭載の「EXILIM CARD EX-S12」も国内で同時に正式発表している。

 ダイナミックフォトは、撮影した被写体を切り抜き、背景となる別の静止画に合成できる機能。写真の中で被写体だけを動かせるため、現実にはあり得ない画像やメッセージを込めた画像を合成できる。

 新搭載の「EXILIMエンジン4.0」の高速画像処理を利用したもので、作成するには被写体(カシオではキャラクターと呼ぶ)と背景を用意する必要がある。キャラクターを作成するには、ベストショット機能の「動くキャラクター」を選択し、キャラクターが動いている状態を高速連写で撮影。次にキャラクターがいない状態で背景だけを撮影すると、自動的にキャラクターが切り抜かれて保存される。キャラクターは高速連写で得た静止画の集まりであり、キャラクター撮影時のフレームレートは5fps、10fps、20fpsから選択できる。また、キャラクターを動かしたくない場合は、フレームレート選択画面に現れる「静止キャラクター」を選ぶ。

 次に再生メニュー内の「キャラクター貼付け」で、キャラクターを背景と合成する。背景は静止画として撮影した通常の写真が使える。完成すれば、写真の中に動くキャラクターが現れる仕組み。合成時にはキャラクターの位置調整が行なえる。合成後の最大サイズは、動くキャラクターの場合は200万画素相当、静止キャラクターの場合は600万画素相当。

 作成したダイナミックフォトは、カメラ内で再生できる。将来的には動画ファイルへの変換を行なう「オンラインデータ変換サービス」を開始するという。


EXILIM ZOOM EX-Z400(ゴールド)

 そのほか、EX-Z300が搭載している「メイクアップ機能」、「ライティング機能」、「オートベストショット」、「YouTube撮影モード」、「マルチモーション撮影」などの諸機能を搭載している。動画記録もEX-Z300と同じく、1,280×720ピクセル、24fps。

 撮像素子は1/2.3型の有効1,210万画素CCD。感度はISO64~3200。CCDシフト式の手ブレ補正機能を備える。なお、従来機種のEX-Z300は有効1,000万画素の1/2.3型CCDを採用していた。

 レンズは焦点距離28~112mm相当、開放F2.6~5.8の4倍ズーム。マクロモード時の撮影距離は約10~50cm(広角端)。液晶モニターは3型約23万ドット。いずれもEX-Z300から変わっていない。

 対応メディアはSDHCメモリーカード、SDメモリーカード。さらに2008年12月より国内での正式販売が始まった「Eye-Fi」にも対応する。Eye-Fiは無線LANを内蔵したSDメモリーカードで、カード内部のJPEGを登録したパソコンなどに自動的に送信する。EX-Z400では、液晶モニターに送信中のアイコンを表示するなど、Eye-Fiとの連携を図っている。

 本体サイズは96.9×23×57.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約131g(電池・付属品含まず)。



URL
  カシオ
  http://www.casio.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.casio.co.jp/release/2009/ex-z400_s12.html
  ダイナミックフォト
  http://dc.casio.jp/dp/

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( 本誌:折本幸治 )
2009/01/15 16:17
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