パナソニックは、光学18倍ズームレンズ搭載のコンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-FZ28」を8月22日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万5,000円前後の見込み。本体色はブラックとシルバーを用意する。
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ブラック
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シルバー
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同社が、2007年8月に発売した「LUMIX DMC-FZ18」の後継モデル。光学18倍ズームを引き継いでいるが、広角端を従来の35mm判換算28mm相当から27mm相当に変更した。また、進化したアドバンスシーンモードやAF自動追尾機能を搭載する。
レンズは35mm判換算27~486mm、F2.8~4.4のLeica DC Vario-Elmarit。最短撮影距離は広角端で30cm、望遠端で2m。マクロモードでは広角端で1cm、望遠端で1mまで接近して撮影可能。手ブレ補正機構は光学式を搭載する。新たに、常時補正を行なう「MODE1」と、シャッターレリーズ時のみ補正を行なう「MODE2」が自動切り替わるようになった。望遠撮影時は自動でMODE1になり、安定したフレーミングが可能という。焦点距離が1.7倍(35mm判換算826mm相当、望遠端時)になるテレコンバージョンレンズ「DMW-LT55」(オープンプライス、店頭価格1万8,500円前後)が利用可能。装着にはレンズアダプター「DMW-LA3」(オープンプライス、店頭価格2,100円前後)が必要。
撮像素子は、DMC-FZ18の1/2.5型有効810万画素CCDから1/2.33型有効1,010万画素CCDになった。最大記録解像度は3,648×2,736ピクセル。RAW記録にも対応する。感度はISO100~1600。高感度モード時にはISO6400まで増感できる。最大1,280×720ピクセル、30fpsのHD動画(720p)が撮影可能。記録形式はQuick Time(Motion Jpeg)。映像処理エンジンは前モデルのヴィーナスエンジンIIIから同IVになった。
従来モデルで未搭載のオートモード「おまかせiA」を搭載。ロックした被写体を自動で追尾する「追っかけフォーカス」を搭載。1度検出した顔は、横を向いた場合でも追尾を続けることが可能になった。また、暗部補正機能との組み合わせで、逆光補正が自動的に行える「自動逆光補正」機能も備えた。
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シルバー
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高速連写機能を備え、画質優先モードで最高7枚/秒(16:9記録、200万画素相当)。速度優先モードで13枚/秒(同)の撮影が可能。いずれも100枚まで連続撮影できる。高速連写はメカシャッターを使用するため、スミアやフレアの発生を軽減できるとしている。
アドバンスシーンモードに「クローズアップモード」を新たに追加した。花、料理、コレクション、クリエイティブの4つから選択可能で、クリエイティブでは絞り値の変更が可能。また、各モードからシーンを選択する際に、文章の説明を表示するようになった。プログラムAE、絞り優先AE、シャッター速度優先AE、マニュアル露出も可能。
液晶モニターはDMC-FZ18の20.7万ドット2.5型TFTから23万ドット2.7型TFTになった。電子ビューファインダーは18.8万画素から20.2万ドットに高画素化した。記録メディアはSDHC/SDメモリーカードとMMC(静止画のみ)。内蔵メモリは約50MB。電源はリチウムイオン充電池。CIPA準拠の撮影枚数は約460枚。
本体サイズは117.6×88.9×75.3mm(幅×奥行き×高さ)、本体のみの重量は約370g。バッテリーと記録メディアを含む重量は約417g。市川ソフトラボラトリーのRAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio 3.0」の機種専用パッケージなどが付属する。
■ URL
パナソニック
http://panasonic.jp/
製品情報
http://panasonic.jp/dc/fz28/
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( 本誌:武石 修 )
2008/07/22 15:42
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