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パナソニック、顔認識搭載の18倍ズーム機「LUMIX DMC-FZ18」


 パナソニックは、光学18倍ズーム搭載デジタルカメラ「LUMIX DMC-FZ18」を8月より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万5,000円前後の見込み。ボディカラーはブラックとシルバーの2色を用意する。

 DMC-FZ8の後継モデルにあたる高倍率ズーム搭載機。35mm判換算で28~504mm、F2.8~4.2の光学18倍ズームレンズをLUMIXシリーズとして初めて採用した。


ブラック シルバー

 撮像素子はFZ8の1/2.5型有効720万画素CCDから1/2.5型有効810万画素CCDに変更。光学式手ブレ補正機構も引き続き採用する。また、撮像素子の中心部を切り出すことで画質を劣化させずにズームを行なう「EX光学ズーム」(300万画素以下時)が、FZ8の最大18.3倍から28.7倍に引き上げられている。

 液晶モニターは20.7万画素の2.5型。新たに、屋外など明るいところでは自動的に明るさを増すオートパワーLCDモードを装備した。また、撮影後の画像ファイルのタイトル編集や、写真への文字の焼き込みができるようになった。

 映像エンジンには「ヴィーナスエンジンIII」を採用。被写体の動きを検出してISO感度をコントロールする「インテリジェントISO感度コントロール」機能を備える。最高感度はFZ8のISO3200からISO6400まで引き上げられた(高感度モード選択時)。

 静止画の最大記録画素数は3,264×2,448ピクセル、記録形式はRAWとJPEG。RAW現像は、同梱される市川ソフトラボラトリーの現像ソフト「SILKYPIX」専用版で行なう。動画の最大記録画素数は30fpsの848×480ピクセル、記録形式はQuickTime Motion JPEG。


顔認識機能や「おまかせiA」を新搭載

 撮影モードは、プログラムAE、絞り優先AE、シャッター速度優先AE、マニュアル、動画撮影、シーン、さらに「おまかせiA(インテリジェント・オート)」などの14種類。

 おまかせiAは「かんたんモード」に代わるもので、DMC-FX33やDMC-FX55など、2007年夏秋モデルから採用が始まった自動撮影モード。

 具体的には、光学式手ブレ補正+高感度+動き認識による「トリプル手ブレ補正」に加えて、新たに「顔認識機能」、「自動シーン判別」の2つの機能を統合したものを指す。なお、FZ18にはDMC-FX33/55が採用したクイックAFは非搭載となっている。

 顔認識機能は、人物の顔を自動検出してピントを合わせ続ける顔認識AFと、逆光時などに自動的に露出を物の顔に合わせて補正する顔認識AEを合わせた機能。人物の顔は最大15人まで検出できる。おまかせiA選択時は強制的にオンになるが、通常撮影モードではメニュー画面からオン/オフできる。また、ピント合わせのタイミングをレリーズ時、または撮影直前から選択可能。セルフタイマー撮影時に有効という。なお、セルフタイマー時には、連続3枚までの連写が可能になった。

 自動シーン判別は、「通常」、「顔」、「風景」、「マクロ」、「夜景」、「夜景&人物」の5モードから最適なものを自動的に設定する機能。例えば、夜景選択時は光学式手ブレ補正機構のジャイロセンサーを使って、手持ち撮影か三脚撮影かを判別して撮影感度を決定する。また、ストロボOFF時には夜景、ストロボON時には夜景&人物が選択される。




 シーンモードのうち、「人物」、「スポーツ」、「風景」、「夜景&人物」の5モードは、「アドバンスシーンモード」へ進化している。シーンモード内でさらに詳細な設定を施すことが可能な機能で、例えば「人物」を選択後、さらに「人物」(標準)、「美肌」、「屋外人物」、「屋内人物」、「クリエイティブ人物」(絞り変更可能)の5種類が選べる。アドバンスシーンンモードを適用できるシーンンモードは、撮影モードダイヤルからダイレクトに選択できる。

 今回から、シーンモードに赤ちゃんやペットの名前を入力できるタイトル編集機能が加わった。タイトルは、ひらがな、カタカナ、アルファベットの3つから選んで、液晶画面に表示されるソフト・キーボードで入力する。入力した文字や撮影日などを写真に焼き込んでプリントすることもできる。

 そのほか新しい操作系では、新たに「マクロ/ワンプッシュAF」ボタンと「AF/MF」ボタンををシャッターボタン付近に配置している。

 レンズは新開発のLeica DC Vario-Elmarit。最短撮影距離は広角端で30cm、望遠端で2m、マクロ撮影時は広角端が1cm、望遠端は1m。先端に55mm径のネジが切ってあるので各種フィルターを装着できる。また、フィルタ取り付け部が回転するので、フィルター取り付け時の締めすぎを予防する効果があるという。

 記録メディアは、SDHC/SDメモリーカードとMMC(静止画のみ)。約27MBの内蔵メモリも備える。電源はリチウムイオン充電池。CIPA準拠の撮影枚数は約400枚。本体サイズは117.5×88.2×75.3mm、重量は約360g(本体のみ)、約407g(バッテリーとメモリカードを含む)。

 オプションのアクセサリーとして、従来モデルの1.7倍テレコンバージョンレンズ「DMW-LT55」、クローズアップレンズ「DMW-LC55」、最新モデルとしてMCプロテクター「DMW-LMC46」、NDフィルター「DMW-LND46」、レンズアダプター「DMW-LA3」、ソフトバッグ「DMW-CZ18」が使用できる。



URL
  パナソニック
  http://panasonic.jp/

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( 本誌:織原 博貴 )
2007/07/24 15:08
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