ソニーは、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショットDSC-W300」を、5月16日に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は4万5,000円前後の見込み。
サイバーショットWシリーズの最上位モデルで、2007年6月に発売されたDSC-W200の後継機種。
沈胴式レンズや光学ファインダーを備えるカメラらしい外観に、マニュアル露出機能と1/1.7型の高画素センサーを搭載するコンセプトをそのまま踏襲。
W300では、コンパクトデジタルカメラでは初めて、有効1,360万画素CCDを搭載。さらに、液晶モニターを2.7型23万ドットに大型・高精細化した。
また、300万画素相当で5fpsの連写が可能な「EX高速連写」モード、ノイズリダクションの強さを調整できる「NRレベル設定」、被写体までの正確な距離がわからなくてもおおよその距離に自動でピントを合わせる「セミ・マニュアルフォーカス」が新たに搭載された。
逆光などの撮影状況をカメラが判断して最適なパラメーターを設定する「おまかせシーン認識」や、子どもと大人を判別する「スマイルシャッター」、自動的にマクロモードになる「オートマクロ」など、サイバーショットの2008年モデルから採用されている新機能も搭載された。画像を領域ごとに補正し、黒ツブレと白トビの両方を抑えるダイナミックレンジ拡大機能「Dレンジオプティマイザープラス」も採用されている。
画像処理エンジン「BIONZ」、カメラ内レタッチ機能、音楽付きスライドショウ生成機能「音フォト」も継続して搭載されるほか、液晶TV BRAVIAが自動的に静止画再生に最適なモードとなる「ブラビアプレミアムフォト」にも対応する。
ボディはステンレス製だが、表面にチタンコートと耐指紋コートを採用。アルマイトの約5倍の硬度を持ち、傷と指紋がつきにくい。さらにレンズリングとシャッターボタンには高強度ジルコニアセラミックスを採用した。
撮像素子は1/1.7型有効1,360万画素CCD。最大記録解像度は4,224×3,168ピクセル。フル解像度ではISO80~3200、300万画素でISO6400での撮影が可能。また640×480ピクセル、約30fpsでのMPEG-1動画撮影も可能。
レンズは35mm判換算35~105mm、F2.8~5.5のCarl Zeiss Vario-Tessar。非球面レンズ3枚を含む5群6枚で構成され、レンズシフト式の光学手ブレ補正機能を備える。最短撮影距離は広角端で約5cm、望遠端で約34cm。
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アダプターリング「VAD-WF」
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記録メディアは約15MBの内蔵メモリとメモリースティックデュオ、メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオ。
電源はリチウムイオン充電池「NP-BG1」。CIPA準拠の撮影可能枚数は約300枚。
本体サイズは94.3×26.8×59mm(幅×奥行き×高さ)、バッテリーなどを含む重量は約187g。
別売オプションとして、コンバージョンレンズやフィルタを装着するためのアダプターリング「VAD-WF」(3,150円)が用意される。
■ URL
ソニー
http://www.sony.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200804/08-0423/
製品情報
http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-W300/
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・ 【新製品レビュー】ソニー サイバーショットDSC-W200(2007/07/10)
( 本誌:田中 真一郎 )
2008/04/23 15:09
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