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キヤノン、RAW記録に対応した多機能コンパクト「PowerShot G9」

〜有効1,210万画素、液晶モニターは3型に

 キヤノンは、PowerShotシリーズのフラッグシップモデル「PowerShot G9」を9月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は6万円前後の見込み。

 2006年10月に発売したPowerShot G7の後継モデル。PowerShotシリーズの最上位モデルに当たり、充実したマニュアル撮影機能を備えるのが特徴。外観デザインはG7を踏襲しているが、ボディ全面にレザートーン塗装を施すなど質感を向上させた。コンバージョンレンズ取り付けネジを覆うバヨネットリングも、シルバー一色からブラックを基調としたものに代わっている。

 撮像素子はG7の1/1.8型有効1,000万画素から1/1.7型有効1,210万画素CCDになった。最大記録解像度は4,000×3,000ピクセル。センサーが出力したデータをそのまま記録するRAW記録に対応した。RAWのみ、RAW、JPEGの同時記録を選択できる。2004年9月に発売したPowerShot G6はRAW記録に対応していたが、前モデルのG7ではRAW対応を見送っており、今回RAW記録機能が復活したことになる。RAW記録時の撮影間隔は約2.8秒としており連続撮影も可能。

 同梱の画像管理ソフトZoom Browser EX(Windows用)とImage Browser(Macintosh用)に、RAW現像ソフト「RAW Image Task」を収録。ホワイトバランス、露出補正、マイカラー、トーンカーブなどのパラメーターを調整できる。また、適応ノイズ制御機能を搭載し、RAW image Task上で、画像のノイズリダクションレベルを0〜10の間で任意に設定できる。



 レンズは、光学式手ブレ補正機構を搭載した6倍ズーム。35mm判換算の焦点距離は35〜210mm、F2.8〜4.8。最短撮影距離は50cm。マクロ時は広角端で1cmまで接写できる。また焦点距離が2倍になるテレコンバーター「TC-DC58C」(1万3,000円)と焦点距離が0.75倍になるワイドコンバーター「WC-DC68B」(1万8,000円)を用意する。いずれも使用するためには、コンバージョンレンズアダプター「LA-DC58H」(2,000円)が必要となる。

 顔検出機能「フェイスキャッチテクノロジー」を引き続き搭載するが、同機能では、新たに顔優先FEと再生時の赤目補正機能が加わった。顔優先FEは人物の顔に最適な露出となるようにストロボを調光するもの。赤目補正は、再生時に赤目を検出して補正枠を表示する機能。また再生時には、顔検出機能と連動して、人物の顔の大きさに合わせて表示することができる。

 AF関連にも新たな機能が加わっている。「顔セレクト」機能は、フェイスキャッチテクノロジーで検出した複数の人物の顔から、撮影者が任意の人物の顔にAF枠を移動できる機能。カメラが認識している顔すべてに枠を表示する。検出した各枠から、任意にAF枠を移動できる。AF枠を固定すると、顔の動きに合わせてAF枠が追尾する。顔セレクト動作時は、最大35人まで認識できる。

 従来から搭載していた9点AiAFは、3×3のAFエリアを2段階に拡大および縮小できるようになり、構図に合わせたピント合わせができるようになった。また、AFエリアは、コントローラーホイールで9つのエリアを移動できるほか、十字ボタンでのエリア位置の微調整も可能になった。さらに、1点のAF枠使用時にも、コントローラーホイールで素早く移動できるほか、AF枠を縮小してピント精度を高めることができる。

 液晶モニターは、新開発の「クリアライブ液晶II」を採用。秋モデルで同液晶を搭載しているのはG9のみ。G7の20.7万画素2.5型から23万画素の3型になった。クリアライブ液晶IIはIXY DIGITAL 810 IS/90/10などのクリアライブ液晶に比べて、正面で約3倍、斜めで約10倍にコントラスト比を引き上げている。さらに、視野角による表示色の変化を抑えたとしている。

 640×480ピクセル、30fpsのAVI(Motion JPEG)動画が撮影可能。圧縮率を上げることで、最大撮影可能時間を2倍にできるLPモードも搭載する。


外部ストロボ「580EX II」を装着したところ トランスミッター「ST-E2」も利用可能

 最高感度はISO1600。シーンモードから選択することで、ISO3200での撮影も可能。シャッター速度は15〜1/2,500秒。シャッター音は銀塩一眼レフカメラのF-1とT90から選択できる。新たに、シャッター速度に連動してシャッター音が変わるようになった。

 ストロボボタンの長押しで、新設のストロボメニューが呼び出せるようになった。同メニューでは、発光モードをはじめ調光補正、シンクロ設定、ワイヤレス機能などの設定ができる。また、外部ストロボ「580EX II」との通信機能を備え、ワイヤレスを含むE-TTL調光、光量比制御、色温度情報通信などが可能になった。G9からは、スピードライトトランスミッター「ST-E2」に対応。外部ストロボを補助光にするなどの多灯ライティングが可能になった。

 記録メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC、MMCplus、HC MMCplus。バッテリーはG7と同じリチウムイオン充電池「NB-2LH」。CIPA準拠の撮影可能枚数は約240枚。本体サイズは106.4×42.5×71.9mm、重量は約320g(本体のみ)。

 専用オプションとして、バヨネットリングセットとソフトケースをWebサイトCANON iMAGE GATEWAY限定で発売する。

 リングアクセサリーキット「RAK-DC1」は、ブルー、オレンジ、シルバーのバヨネットリングセット。価格は2,940円。数量は3,000セット限定。ソフトケースは、装着したままで撮影が可能な速写タイプのケース。シボ加工を施したブラック(SC-DC55A)、スムース革のブラウン(同55B)、同ワインレッド(同55C)の3種類を用意する。価格はいずれも6,300円。数量は各1,000個限定。

 そのほか専用防水ケース「WP-DC21」を用意する。


本体および付属品 リングアクセサリーキット「RAK-DC1」

ソフトケース(ブラック) ソフトケースに収納したところ

ブラウン ワインレッド

防水ケース「WP-DC21」


URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  製品情報
  http://cweb.canon.jp/camera/powershot/g9/index.html

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( 本誌:武石 修 )
2007/08/20 13:06
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