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PowerShot S2 IS
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キヤノンは、手ブレ補正機構付き光学12倍ズームレンズを搭載した高倍率ズームコンパクト機「PowerShot S2 IS」を6月2日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は6万円弱の見込み。
2004年3月に発売された「PowerShot S1 IS」の後継機種。CCDが1/2.7型有効320万画素から1/2.5型有効500万画素に、記録メディアがCFからSDメモリーカードに変更された。液晶モニターはバリアングルタイプの約11.5万画素1.8型低温ポリシリコン液晶で、約11.5万画素の0.33型EVFも備えている。なお、米国では4月22日に発表されている。
記録解像度は2,592×1,944/2,048×1,536/1,600×1,200/640×480ピクセル。設定可能な感度はISO50/100/200/400相当。映像エンジンには「DIGIC II」を採用する。
レンズは焦点距離36~432mm(35mm判換算)、F2.7~3.5の光学12倍ズームレンズ。USレンズと非球面レンズを各1枚採用した9群11枚構成で、前モデル同様、手ブレ補正機構を備えている。USM(超音波モーター)によるレンズ駆動を採用し、広角端から望遠端まで約1秒でズーミングできる。
最短撮影距離は広角端50cm、望遠端90cm。マクロ撮影時の撮影距離は広角端10~50cm。スーパーマクロ撮影時にはレンズ前0cmからの近接撮影も可能。
動画機能も強化されている。撮影/再生モードやモードダイヤルの位置に関わらず、背面EVF右脇の「ムービーボタン」を押すと動画撮影が始まる。動画の記録解像度は640×480/320×240ピクセルで、フレームレートは30fps。最大1GBまでの記録が可能で、さらに同社コンパクト機初のステレオ音声記録にも対応する。
また、動画撮影中にシャッターボタンを押すと、約500万画素フル解像度での静止画記録が行なえる。その際、動画は一瞬ブラックアウトし、シャッター音が記録される。
起動時間は約1.4秒。連続撮影コマ数は約2.4コマ/秒で、メモリーカードいっぱいまで撮影が可能。そのほか、IXY DIGITAL 600/55などに採用されたマイカラー機能も装備する。
電源は単三電池4本。アルカリ電池、ニッケル水素充電池に対応している。PCインターフェイスはUSB 2.0。本体サイズは113×75.5×78mm。重量は約405g(本体のみ)。
なおオプションとして、レンズアダプター/フードセット「LAH-DC20」(3,675円)、約0.75倍ワイドコンバーター「WC-DC58A」(17,850円)、約1.5倍テレコンバーター「TC-DC58B」(15,750円)を装着できる。
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レンズアダプター/フードセット「LAH-DC20」
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ワイドコンバーター「WC-DC58A」
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テレコンバーター「TC-DC58B」
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LAH-DC20との組み合わせ例
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WC-DC58A取り付け時
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TC-DC58Bを装着したところ
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■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2005-05/pr-pss2is.html
製品情報
http://cweb.canon.jp/camera/powershot/s2is/
【2004年2月13日】キヤノン、手ブレ補正付光学10倍ズーム機「PowerShot S1 IS」(PC)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0213/canon2.htm
■ 関連記事
・ 米Canon、手ブレ補正付き光学12倍ズーム機「PowerShot S2 IS」発表(2005/04/25)
( 折本 幸治 )
2005/05/18 13:18
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