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アップル、「Aperture World Tour」を銀座で開催


解説するビンセント・ラフォーレ氏。初期からのApertureユーザーなら、右の写真に見覚えがあるのでは

 アップルは5日、「Aperture World Tour」をアップルストア銀座で実施した。会場にはピューリッツァー賞を受賞したフォトグラファー、ビンセント・ラフォーレ氏が来場し、撮影秘話やApertureでのワークフローなどを語った。

 同イベントは、2月13日の写真ソフト「Aperture 2」の発売を記念したイベント。Apertureにゆかりの深い写真家を招き、撮影秘話やワークフローを披露するもので、日本では東京のアップスルストア銀座と大阪のアップルストア心斎橋の2カ所でそれぞれ1回ずつ行なう。東京会場はほぼ満席の状態。新ソフトへの高い関心がうかがえた。

 アップルストア心斎橋では、3月6日12時〜14時まで開催。住所は、大阪市中央区西心斎橋1-5-5。


12TBのライブラリをApertureで管理

ビンセント・ラフォーレ氏
 ラフォーレ氏は、ニューヨークタイムズ誌、ナショナルジオグラフィック誌などで活躍する報道写真家。Apertureの開発アドバイザーでもある。Aperture 1.5までの製品情報ページでおなじみの「超高層ビルから突き出たガーゴイルの写真」といえば、思い当たる方もいるのではないだろうか。

 氏にとってApertureは、仕事を進める上で非常に重要な地位を占めるという。ニューヨークのサーバーに保存された容量12TB、約50万枚の写真をすべてApertureで管理。リモートデスクトップやオフライン参照を使い、世界中で写真を管理しているという。出先で受け取ったクライアントからの要求にも応えられるので、「欠かせないシステム」と評している。

 具体的な作業は、代表的な1枚を調整後、スタンプツールで複数の写真にリフト。約2,000枚を20枚くらいに絞り込むのが常だという。セレクトした写真はウェブギャラリーにアップロードし、クライアントに連絡する。「ナショナルジオグラフィックでこういうワークフローをはじめたのは、私が初めてだろう」(ラフォーレ氏)。

 デジタルカメラを使い始めたのは2000年から。新しいことが好きで、当時在籍したニューヨークタイムズでも「一番早かったのでは」とのこと。Apertureについては、「ポストプロダクションまで全部できるツールが今までなかった。自分にとって貴重な存在。特に画像管理機能が重要で、手早く分類できるのはほかにない」という。

 Aperture 2の開発アドバイスにも参加しており、100程度のリクエストを挙げたうち、20〜30%が実現したそうだ。Aperture 2で特に感心したのは、処理速度が上がったこと。ライブラリが大きくなると、ありがたさがよくわかるという。中でも新機能のクイックプレビューの速度を評価したほか、階調性などRAW現像の品質向上にも触れた。Aperture 2になってからは、写真の95%を処理できるようになったという。

 会場では、数々の作品と撮影風景をプロジェクターで上映。ラフォーレ氏の得意な高所から撮った作品など、ダイナミックで緻密な写真に感嘆の声が聞かれた。会場で上映した作品の一部は、同氏のサイト「VINCENT LAFORET」でも鑑賞できる。


黒川英治氏
 後半は、写真家の黒川英治氏がAperture 2の解説を行なった。黒川氏はAperture 2の概要と新機能を中心に、RAWデコード設定でのテクニックなどを紹介。新機能のバイブランスとRAWデコード調整の色相ブーストの差に触れるなど、プロユーザーらしい視点での紹介を続けた。

 また、ルーペ機能の最小拡大率が100%から50%になったことを評価したり、新機能の修復ブラシについて「Photoshopより使いやすい」との感想を漏らす場面もあった。さらに今回からプロジェクト、メタデータ、調整の各パネルが統一されたインスペクタの位置を変える方法、調整内容を複数の画像に一度に適用するテクニック、調整を簡単に取り除く複数のやり方など、使い込んだユーザーらしいTIPSを披露した。



URL
  アップル
  http://www.apple.com/jp/
  製品情報
  http://www.apple.com/jp/aperture/
  VINCENT LAFORET
  http://www.vincentlaforet.com/

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( 本誌:折本 幸治 )
2008/03/06 01:34
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