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【インタビュー】ハイアマ層も見据えた「Photoshop Elements 5.0」


 初心者からハイアマチュアまで、幅広い層から支持を受ける画像ソフト「Photoshop Elements」が11月、5.0にメジャーバージョンアップする。

 新バージョンのコンセプトや狙いについて、米AdobeSystemsのデジタルイメージング&ビデオビジネスユニットのシニアマネージャーであるマイケル・ウィ氏と、日本法人デジタルイメージング&ビデオ部フィールドマーケティングマネージャーの舟越美樹氏に話をきいた。

――まず、前バージョンの販売実績を教えてください。また、CS2へのアップグレード率、新バージョンでも用意される「Photoshop Elements plus Premier Elements」の新規購入比率は?

 「同価格帯、同ジャンルのソフトで見れば、国内の販売シェアは約90%を占めます。ElemtensからPhotoshop CS2へのアップグレード率も高いですね」

 「plusもよく出ています。デジタルカメラのムービー機能を使われる方が多いと見ています」


左から宮島氏、ウィ氏、舟越氏 写真編集モード。自動スタックと画像取り込みが主な強化点

――ファミリー向けのイメージの強いPhotoshop Elementsですが、新バージョンでは自動スタックやモノクロ機能など、かなりの写真好きに向けた新機能が加えられています。その狙いは。

 「デジタル一眼レフカメラの普及で、Elementsが狙うコンシューマ市場も変化しています。顕著なのがハイエンドユーザーの増加でしょう。これから画像ソフトを使われる方はもちろん、すでにデジタル一眼レフカメラを持っている方々のニーズとして、新しい機能を盛り込みました」

 「近年はモノクロプリントも人気のジャンルです。専用モノクロインクを搭載したプリンタの普及も関係しているのでしょう。これまでもPhotoshop Elemtensでは、グレースケール化や2値化によるモノクロ機能を備えていましたが、今回はRGBベースでのモノクロ化を可能にしました」

 「レンズ補正もそのひとつです。もちろん、デジタル一眼レフユーザーが所有するズームレンズを意識しています。インターフェイスはPhotoshop CS2の同名機能とよく似ているなど本格的です。ただ、コンシューマー向けということで、比較的難しい色収差補正は省略しています」

――レンズ補正ですが、設定の保存や読み込みはできますか?

 「できません。あくまでElementsでは、気になる歪みを手軽に直すことを重視しました」

――新機能の「カラーカーブ」は、トーンカーブの代わりと考えていいのでしょうか。

 「Photoshop CS2などのトーンカーブに比べると、ポイントの数や位置を指定できません。スライダーを動かすと、対応した部分のカーブが変わる仕組みです」

 「以前にもスライダーでいくつかの項目を補正できました。今回はそれを視覚的に表したものです。カーブが動くことで、トーンカーブの概念がよくわかると思います。Photoshop Elemtensで慣れれば、(フル機能が使える)Photoshop CS2へのステップアップも容易になると考えています」

――RAW現像には今回もCamera Rawを使うのですか?

 「そうです。バージョンは3.5になります。α100など、対応機種が増えました。そのほかに大きな変更はありません。以前からPhotoshop CS2とで機能が違いましたが、今回もPhotoshop Elementsでは一部の機能を省略しています」


新機能の「カラーカーブ」はカーブを直接編集できない 充実したモノクロバリエーション

――Photoshop ElementsのWindows版といえば、写真整理モードがとても強力です。今回の強化点は?

 「まず、画像を取り込むフォトダウンローダが拡張されました。特に変わったのは、写真を自動でグループ化(スタック)することでしょう。このとき、スタックに名札を付けることができます。フォルダも同じ名前になりますので、日付だけでフォルダを作成するより、(エクスプローラーなどで)後から写真を探す際に便利でしょう。フォトダウンローダ自体もアプリケーションウインドウが小さくなっています」

――自動でスタックされる条件は?

 「撮影日時やピクセルの構成(画像の類似)を見ています。

――写真整理モードの堅牢性や速度はどうでしょう。

 「前バージョンより多くの画像を登録しても安定度が増しています」

――そのほか、特徴的な新機能を教えてください。

 「写真集など、作品づくりもPhotoshop Elementsの特徴です。新バージョンではマルチページドキュメントに対応し、テンプレートの自由度が大幅に増しています。またMacromediaの統合により、Webページを作成するフォトギャラリーがFlashベースになりました」

 「新しいところでは、パラパラ漫画のようなコンテンツを作るフリップブック機能があります。静止画をつなぎ合わせてムービーにするもので、観察日記などに応用できるのではないでしょうか。Photoshop Elementsは、小学校などの文教市場でも支持を得ています。ポスターや学級新聞などを制作する際に利用いただいてます」

――ありがとうございました。



URL
  アドビ
  http://www.adobe.com/jp/

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( 本誌:折本 幸治 )
2006/09/15 02:01
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