特別企画
快進撃のプログレードデジタル「COBALT」CFexpress…その理由を聞く
ハイエンドミラーレスの採用でメジャーに ファームウェアアップデートも今後予定
2022年2月25日 12:00
メモリーカード、特にCFexpressでは、ProGrade Digital(プログレードデジタル)が人気だ。高速かつ高品質でありながらも、価格を抑えている。創業4年目、国内参入3年目。Amazon専売のProGrade Digitalのメモリーカードの魅力はどこにあるのか、ProGrade Digital日本代表の大木和彦さんに話を聞いた。
日本でCOBALTがブームに
現在、デジタルカメラ用のメモリーカードの主流はSDメモリーカードだ。一方で、ニコンZシリーズや、パナソニックLUMIX S1シリーズ、キヤノンEOS Rシリーズといったハイエンドモデルでは、CFexpress Type Bの採用が続いている。その中で、初期のころからCFexpressを販売していたProGrade Digitalの売り上げは好調だという。その理由はどこにあるのだろうか。
「日本では2009年1月1日から初めて、現在3年を経ちましたが、最も理想的なシナリオを実現できています。海外でも好調なのですが、特に日本ではCOBALT(コバルト)シリーズが受けているという特徴があります。CFexpressに関しては、GOLD(ゴールド)とCOBALTで、ほぼ同じくらいの数が売れています」(大木和彦さん、以下同)
ProGrade Digitalのメモリーカードは、普及価格帯のGOLDと、性能重視のCOBALTの2つのラインがある。上位モデルのほうがブームになるのは、日本ならではの理由があるようだ。
「実はCOBALTを国内で発売するにあたって、本社にCOBALTでSLCを採用していることをアピールさせてくれと頼んだのです。了承は得たのですが、一方でコアな人以外知らないことをアピールして効果あるの? ということも言われました」
「それも現在では、米国本社は日本のユーザーはさすがにリテラシーが高いと感心しています。製品や技術のことをよく知っているし、いいものを見極めて買いたいという人が多いという特徴があるようです」
高速なSLCを採用
メモリーカードで使われるNANDフラッシュメモリーは、セルと呼ばれる単位でデータを記録していく。
この一つのセルの中に0か1かだけ記録するSLC(Single Level Cell)がある一方で、1つのセルの中に3倍のデータを記録するTLC(Triple Level Cell)などがある(2倍ならMLC、4倍ならQLC)。3倍のデータを記録できるTLCのほうが大容量化と容量単価を安くできる。
SLCは速度と書き換え回数の点で有利だが、価格面では高価にならざるを得ない。あえて、COBALTでSLCを採用した理由はどこにあるだろう。
「CEOで創業者のウェス・ブリュワーとは、レキサー(マイクロン)から一緒に仕事をしているのですが、まだCFexpressがなかったころから8Kビデオが撮れるようにSLCを採用したカードを作りたいよねと話していました」
「デジタルデバイスの進化には、ストレージの進化も必要不可欠です。アップルのM1 Pro/Maxが高速なのは、CPUの処理速度だけでなく、DRAM(メモリー)と、SSDがあってこそ生きるわけです。いくらCPUとDRAMが速くても、ストレージがHDDではその性能を生かせません」
「CFexpress登場以前、CF(コンパクトフラッシュ)の後、XQDとCFastという2つの規格に分かれてしまいました。これらの規格のままでは、記録速度が足りず、8K RAW動画の撮影や秒間30コマなどの超高速連写をスムーズに書き込むことは実現できなかったと思います」
CFexpressの強み
CFexpressは、SSDの技術を流用して規格化されている。たしかにCFexpressの登場で速度は向上したが、どの程度カメラの性能に影響しているのだろうか。
「コントローラーもインターフェースもSSDの技術を使っているのは確かですが、求める方向性が異なります。パソコンで使う場合、継続的に速い必要はなく、ある瞬間高速であれば十分です」
「一方カメラのストレージとして考えたとき、パソコンのように何秒も待たせるわけにはいかず、一瞬で立ち上がる必要がありますし、動画記録の場合には、継続的に高速で書き込めなければなりません。SSDのテクノロジーをベースにしつつ、カメラの仕様に見合ったチューニングが施されています。パソコンがSSDに要求する仕様と、カメラがCFexpressに要求する仕様が、正反対になる場合もあります」
CFexpressはその速度性能を生かし、デジタルカメラでも、速度性能が重視されるプロ機/ハイアマ機で採用されている。この辺りも、ProGrade Digitalの狙いと合致したのだろう。
COBALTブームの要因
日本市場でCOBALTがブームになった理由とはなんだろうか。
「COBALTが急速に支持されたのは、EOS-1D X Mark IIIの連続撮影可能1,000枚の条件として、“325GBのCFexpressカード”と発表されたのが口火となりました。その後、EOS R5にも“325GB”の注意書きが付され、『EOSにはCOBALT』が定着したと思います」 (注:EOS-1D X Mark IIIの仕様に、当社試験基準325GB CFexpressカードを使用という条件で、連続撮影可能枚数1,000枚以上とある)
「具体的なメーカー名や製品名は出ませんでしたが、325GBなんて中途半端な数字は、ProGrade DigitalのCOBALT 325GBってすぐに分かりますよね。私も最初に325GBと聞いた時には、変な容量だなと思いましたが、今は“変な容量”で良かったと思っています」
「そして、Z 9では連続撮影可能コマ数の条件として、具体的にCOBALT 1700R 325GBの名前が記載されました。それで“Z 9ならCOBALT一択”と言っていただけるようになりました」
カメラメーカーとの関係性
カメラが要求する性能に対して、メモリーカード側の性能をどのように決めているのだろうか。
「日本のカメラメーカーは、ソニーを除いてメモリーカードを自ら製造していません。そのため、新製品カメラを開発する際には、市場からメモリーカードを調達して、カメラの開発に使用します。CFexpressカードのような新しい規格では、カメラ開発時にカードが市場に発売されていないので、カメラメーカーはメモリーカードメーカーから発売前のサンプル製品を調達して開発します」
「メモリーカードメーカーも、市場からCFexpress対応カメラを調達できないので、カメラメーカーにサンプル提供し、そのフィードバックを得て開発を進めていくわけです。いわば二人三脚のようにカメラもカードも開発されていきます。したがって、カメラの記録に関わる性能と、メモリーカードの性能は同時に決められていくと言えます」
「当社は、最初のサンプル提供の段階から、一般的なTLC採用のGOLDカードに加えて、“秘密兵器”として高速性能に優れたSLC採用のCOBALTカードを、各カメラメーカーに提供していました。カメラメーカーは激しいスペック競争をしているので、CFexpressの効果を最大限に発揮できるカードが必要だろうという考えからです」
「COBALTカードの、SLC採用のため全容量の最初から最後まで速度が落ちない、余裕ある高速性能のため、カメラで必要とされる速度では消費電力が少なく、発熱性も低いという特性が、今の超高性能プロ機/ハイアマ機の登場を導いたという側面もあると思います」
ハイエンドミラーレスカメラのような製品を開発するにあたり、カメラメーカーはメモリーカードの性能向上に、かなりの期待を寄せているのだろう。
「メモリーカードの世界は、常にそれを使うホスト機器の先をいっていないと、ホストの進化も止まってしまいます。最先端のカードがあれば、それを使って性能を高めたいとカメラメーカー側も考えますよね。メモリーカードは黒子というか、バックダンサーなのですが、それがあるから主役が生きるという面もあります。そこにビジネス的な面白さを感じています」
「メモリーカードは、ユーザーがその存在を忘れるのが理想的です。遅くて連写できないとか、もう容量一杯になっちゃったとか、そういうことを感じない状態が一番良いですよね。パソコン転送だって、遅いなーって待たずに短時間で済んだ方がいいわけです」
結局、カメラは記録において、メモリーカードの性能に依存せざるを得ない。こうして生まれたハイエンドのミラーレスカメラが、これから新しい写真撮影を提示してくれるのかもしれない。
「実は今、個人的にZ 9にノクト(NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct)を付けて使っているのですが、絞り開放で使うと非常にピントがシビアなのです。ちょっと動いても、ピントを外してしまいます。そこで、連写しながら、フォーカスリングを回してピントを送っています。こうすると、撮影枚数は増えますが、確実にピントがあっている写真が撮れるのです。こういう使い方も高速カードがあってこそだと思います」
GOLDの存在意義
SLC採用のCOBALTが高い性能を持つことは分かるが、同じProGrade Digitalのラインナップで下位に位置付けられるGOLDの存在はどう考えればいいのだろうか。
「当社は最初にSD GOLDを発売し、その後上のクラスを出すとき、ラベルの色をシルバー系にしようということになりました」
「最初はプラチナムという名称にしようとしたのですが、これは既に商標登録されていて使えなかったんですよね。商標を出したのは、当時レキサーにいたウェス・ブリュワー本人なんですけどね。そこで、別のシルバー系の貴重な金属だから、ということでCOBALTと命名したのです」
「ただ、結果的には(この業界であまり聞き慣れない言葉である)COBALTとしたことで、ProGrade Digitalの独特なブランドとして認知されたので成功だったと思います」
COBALTとGOLD、ユーザーはどちらを選べば良いのだろうか。
「COBALTは、とにかくカメラの性能をフルに生かしたい人向けです。GOLDは、自分の持っているカメラを理解し、特定の機能を満たせればいいという方向けです。SLCのCOBALTに比べて、TLC採用のGOLDの方が大容量化に向きます。大容量のものが欲しい方はGOLDを選んでいただくことになります」 (注:GOLDは128GB、256GB、512GB、1TB。COBALTは325GB、650GB。いずれもCFexpressの場合)
「CFexpress GOLDの場合は、単にCOBALTより性能が低くて価格が安いモデルというわけではありません。TLC採用の場合、速度を上げるため消費電力も大きく、発熱性も高いという製品が多いのですが、GOLDは消費電力の少ないコントローラーを使い、相対的に速度は遅いけれども、その分消費電力も低く、発熱性も低いという特性を持っています。その点はカメラメーカーからも高い評価をいただいています」 (注:GOLDは128GB、256GB、512GB、1TB。COBALTは325GB、650GB。いずれもCFexpressの場合)
「ただし、COBALT 325GBとGOLD 128GBを1GBの容量単価で比較すると、COBALTが153.8円/GB、GOLDが156.2円/GBで、逆転しています」
そのほかのProGrade DigitalにおけるCFexpressの容量単価を計算してみると、COBALT 650GBで133.3円/GB。GOLD 256GBで132.8円/GB、512GBで111.3円/GB、1TBで87.9円/GBとなった。さすがにGOLD 512GBと1TBではぐんと下がるが、GOLD 128GBと256GBを考えているのであれば、COBALTも購入の選択肢として考えてもよさそうだ。
編集部注:上記の容量単価はセール時の販売価格を除いたもの。例えば2月26日から2月28日にかけて実施されるAmazonタイムセールにおいては、COBLTおよびGOLDが10〜35%OFFでの割引価格で販売される。
安心・安全にメモリーカードを使うためには
ProGrade Digitalでは保証期間を3年間としている。実際に、どういった故障が多いのだろうか。
「抜き取り検査ではなく、全数検査をして出荷していることもありますが、物理的な故障というのはほとんどありません」
「ただし修理品として送っていただいた製品を見ると、ファイルの管理領域が壊れて、データが読み出せなくなっていることがあります。深く調べていくと、データ自体は残っているということもあります。また、パソコンで認識できないと送られてきても、こちらでは問題ないこともあります。これは、一つにカードリーダーの問題があるのではないかと思っています。すべてではないですが、一部で信頼性に欠けるカードリーダーがあるのではないかとみています」
「60万円のカメラに5万円のメモリーカードを使って、でもカードリーダーにはこだわらないという方もいらっしゃいます。カードリーダーにも高性能なコントローラーが搭載されており、言ってみればパソコンとメモリーカードをつなぐ道です。安心して大切なデータを運ぶ道のためにも、信頼できるカードリーダーを使っていただければと思います」
「ProGrade Digital純正のカードリーダーじゃなきゃダメ、ということはなく、メモリーカードを作っているメーカーもしくは、SDアソシエーションやCFA(CompactFlash Association)加盟企業が製造や販売しているカードリーダーを使うことをお勧めします。自社でメモリーカードを作っていれば、必ず動作検証しているはずですし、規格団体加盟企業であれば、規格にはきちんと準拠しているはずですから」
ファイルの管理領域が壊れるということがメモリーカードの扱い方によって起きることはある。推奨の使い方や対策はあるだろうか。
「1つは、今お話ししたちゃんとしたカードリーダーを使って欲しいということです」
「2つめは、できるだけカメラで画像を消去しないことです。メモリーカードに使われるフレッシュメモリーはとても複雑な技術を採用しています。カメラはどんどん写真や動画を記録していくことは得意なのですが、ファイルを削除する際にともなう複雑なファイル・データ管理はパソコンのように得意ではありません。フラッシュメモリーの中のデータ関係を複雑にしないためにも、画像を選ぶ作業は、すべてパソコンに転送した後に、パソコンで操作することをお勧めします」
「3つめは、カメラの電源を切ってアクセスランプが消えるのを待ってからカードを抜いて欲しいということです。撮影時以外でも、カメラとメモリーカードはコミュニケーションをしています。電源をオフにすれば、カードは終了処理を行いますので、取り外しても問題ない状態になりますが、電源オンでは通信中の場合があります。この状態で無理やり抜くとなると、終了処理が終わらないうちに電源が切られてしまう可能性があるため、管理領域に不都合が生じる可能性があります」
「フラッシュメモリーの複雑な技術を考えると、シンプル操作がベストです」
たしかに、あまりファイル管理が得意ではなさそうなカメラもある。できれば、カメラには撮る(記録する)ことだけに専念させ、カードを抜くときはカメラの電源をオフにする、カードリーダーはちゃんとしたものを使うというのが良さそうだ。
Refresh Proの重要性
ProGrade DigitalではRefresh Proというパソコン用のソフトウェアを提供している(年間9.99USドル)。メモリーカードメーカーが有償でソフトを用意するのは珍しい。その意図を大木さんに聞いてみた。
「Refresh Proにはメモリーカードの寿命を測定する(ヘルス)と、メモリーカード内の残存データを完全に消去するディープフォーマットを行い、書き込み速度を工場出荷時にリフレッシュする(サニタイズ)の2つの機能があります」
「いいカメラを買ってCOBALTを挿していれば永遠に速度が落ちないということはありません。フラッシュメモリーはデータの上書きはできないので、使っているうちにセルに残存データがたまってしまいます。そのたまり具合によって、残存データを消去する作業が自動で行われます。この処理によって、書き込み速度の低下が生じます。これはフラッシュメモリーの特性として、どのメーカーのメモリーカードでも起こることです」
「カメラやパソコンでの通常のクイックフォーマットでは、この残存データは消去されないので、書き込み速度の低下を改善させることはできません。これを改善させるためには、残存データを完全に消去する物理フォーマットが必要となります」(注:一部のカメラには、フォーマットメニューに「物理フォーマット」が標準搭載されている)
「ProGrade Digitalは、8K RAWなど高速動画記録が一般的になる時代には、ディープフォーマット(サニタイズ)して書き込み速度の低下を回避する作業が不可欠になると考え、Refresh Proを発売しました」
パソコンで物理フォーマットしても同様の処理になるはずだが、これではダメなのだろうか。またRefresh Proを使うには同社のカードリーダーが必要になってしまうのもややハードルが高いように思える。
「パソコンで物理フォーマットをしてもほぼ同じ効果が得られますが、Refresh Proは、1-3分程度と短時間で完了できます。それを実現するためにRefresh Proでは、メモリーカードのより深い領域までリフレッシュします。誰でも簡単にアクセスできてしまっては、メモリーカードを壊してしまう可能性があるので、メモリーカードに鍵をかけています。当社のカードリーダーに、その鍵を持たせ、安全にメモリーカードをサニタイズできるという仕組みです」
「当社のメモリーカードおよびカードリーダーには、一部Refresh Pro非対応の製品がありますが、システム構造上、Refresh Proの鍵を持たせることができないものが非対応ということになります」
「どういう状況で書き込み速度が遅くなるかは、カードの使い方次第になります。業界用語になるのですが、それを“カードが汚れている”という表現を使います。今までは普通に撮れていたのに、連写が遅くなった、録画が停止したなどの症状は、“カードが汚れている”状態の可能性が高いです。8K/30pや、4K/120Pのような高いビットレートを要求する動画記録であれば、その可能性はより高まります」
「私個人は、重要な撮影の前には必ずRefresh Proでサニタイズするようにしています。フラッシュメモリーには、書き換え回数に上限があり、物理フォーマットやサニタイズでも書き換え回数に影響はあるのですが、寿命を考えれば微々たるものです。Refresh Proを持っていなくても、大切な撮影の前には、パソコンで物理フォーマットを実行することをお勧めします」
CFexpressで最高のパフォーマンスを維持したいのであれば、COBALTを選び、同社のカードリーダーを使うのが無難ということだ。
ファームウェアアップデートも予定
さらに、ProGrade Digitalでは、今後メモリーカードのファームウェアのアップデートを予定しているという。しかし、規格ものであるメモリーカードにファームウェアのアップデートが必要というのはどういうことなのだろうか。
「メモリーカードも、いわゆる“デジタル機器”の一つです。パソコンやスマホ、電気自動車に至るまでデジタル機器には全てソフトウェアが搭載され、定期的なファームウェアのアップデートは普通のことです。当社のメモリーカードも、そうした普通のデジタル機器になることによって、購入後にも進化していく存在になります」
「ファームウェアアップデートの1つめの目的は、販売時には未知であった問題への改善対応、いわゆる“バグ”対応です。規格製品であるメモリーカードにもバグが見つかる場合はありますし、規格に適合していても、一部のカメラとの動作がうまくいかない場合もあります。こうした問題をファームアップデートで改善していきます」
「2つめの目的は、新たな技術や製品への進化対応です。SDであればV60やV90など、CFexpressであればVPG400など、規格内規格があります。そうした規格内規格が新たに生まれた時や、新しいカメラが凄い性能で発売されたときに、その製品への対応が、ファームウェアで対応できる内容であれば、アップデートで対応することができます。また純粋な性能進化も可能になるかもしれません」
「ファームウェアアップデートは、未来の変化・進化に対応する重要なツールとなります。ファームウェアが壊れてしまったらメモリーカードは完全に使用不能になりますので、Refresh Proに搭載し、対応カードと対応リーダーの組み合わせによってのみ、安全・安心に実行できる仕組みを取ります」
「導入当初は、自動ファームウェアアップデートに対応できるカードは限定される可能性があります。これについてはシステム導入時に発表いたします」
「問題があったときに、新しいメモリーカードに買い替えるのではなく、安心して寿命まで長く使っていただける環境づくりに取り組んでいきます。常にお客様サポートを考えるメーカーでありたいと考えています」
ファームウェアアップデートはいつ頃導入される予定ですか。現行価格$9.99から値上げの予定はありますか。
「macOS版、Windows版それぞれの開発を進めています。順調にいけば2022年春頃には発売できる予定です。値上げの予定はありません。6カ月間無料の体験版がありますので、まずはそれを利用してご購入の判断をいただければと思います」
製品撮影:曽根原昇
制作協力:ProGrade Digital