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新メモリーカード規格「CFexpress 1.0」仕様発表

XQDと同じサイズ リード1,400MB/秒の製品も

CompactFlash Association(CFA)は4月18日、新規格「CFexpress 1.0」を策定したと発表した。CFast 2.0とXQD 2.0の後継となる、記録メディアの新規格。

XQDと同じサイズで性能強化

2016年9月にCFAが策定中とアナウンスしていた「CFexress」企画が具体化したもの。インターフェイスにPCI EXpress 3.0(Gen3)、プロトコルとしてNVM Express 1.2を採用。外形寸法は現行のXQDと同じサイズ。

プロ向けのデジタルカメラ、ドローン、ビデオカメラといったイメージング機器、コンピューティング分野でのリムーバブルSSD、サーバーやルーターなどのエンタープライズ用途が想定されている。

CFAの発表資料では、現在最大2レーンのインターフェイスを将来的には8レーンに拡張、転送速度は8GB/秒になるとのこと。

さっそく製品発表も

同日、米国企業のProGrade Digitalが、CFexpress 1.0に準拠したCFexpress製品の発売を発表している。ProGrade Digitalは、元Lexarの副社長らが2月に立ち上げた新興ブランド。

それによると、容量は1TBで外観はXQDをほぼ踏襲。CFexpress Type Bと呼ぶフォームファクタを採用する。転送速度はリード1,400MB/秒、ライト1,000MB/秒(バースト)。

XQDカードとの互換性もあるとし、Thunderbolt 3インターフェイスを備えたXQD対応のカードリーダーを使用した際、CFexpress、XQDの両方の動作を確認したという。

本誌:折本幸治