ニュース
大口径・超広角のAPS-C用単焦点レンズ「Sigma 12mm F1.4 DC|Contemporary」
2025年8月19日 14:05
シグマは、APS-Cフォーマットに対応する交換レンズ「Sigma 12mm F1.4 DC|Contemporary」を9月4日(木)に発売する。直販価格は9万9,000円。ソニーE、キヤノンRF、富士フイルムXマウント用をラインアップする。
35mm判換算で18mm相当(RF用のみ19mm相当)の焦点距離をもつ単焦点レンズ。開放F1.4の大口径で焦点距離12mmの超広角を実現したのは、AF対応のAPS-Cカメラ用交換レンズとして世界初という。なお同社APS-Cミラーレス用のF1.4単焦点レンズにはこのほか16mm、23mm、30mm、56mmがある。
レンズ構成は12群14枚。両面非球面レンズを3枚、SLDガラスを2枚使用してF1.4の開放絞りから高い光学性能を確保。サジタルコマフレアも良好に補正しており、星景撮影においても画面全域で鮮明な描写が可能という。
また両面非球面レンズの効果的な配置によって鏡筒の小型化も実現。全長69.4mm、質量225g(ソニーE)でシューティンググリップやジンバルとの相性の良さも訴求している。
AF駆動にはステッピングモーターを採用しており、静止画/動画撮影で高速かつ高精度なAFに対応。また、フォーカシングによる画角変化(フォーカスブリージング)を抑えた光学設計を採用した。
鏡筒には絞りリングを搭載。キヤノンRFマウント用においては絞りリングの代わりにコントロールリングを備え、各種操作のカスタマイズにも対応する。
または本体を防塵防滴構造としたほか、レンズ最前面には撥水防汚コートを施した。
製品にはレンズフードが付属する。
- レンズ構成:12群14枚(SLDガラス2枚、非球面レンズ3枚)
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最小絞り:F16
- 最短撮影距離:17.2cm
- 最大撮影倍率:1:8.4
- フィルターサイズ:φ62mm
- 外形寸法:φ68×69.4mm
- 質量:225g
※数値はソニーEマウント用