デジカメ Watch
最新ニュース
【 2016/01/26 】
【 2016/01/25 】
【 2016/01/22 】
【 2016/01/21 】
【 2016/01/20 】

ライカ、「M8」のオートホワイトバランス対策ファームウェア

~有償アップグレードプログラムの詳細発表も

M8
 ライカカメラジャパンは8日、デジタルカメラ「M8」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号は1.201。

 Ver.1.201での更新内容は次の通り。

  • オートホワイトバランスのアルゴリズムを改善。
  • 一部のSDメモリーカードを使用すると、再生モードで撮影画像が正しく表示できない問題を修正。
  • スタンバイモードの状態からシャッターレリーズすると、露出が不安定になる症状を改善。
  • TRI ELMAR M 16-18-21mm F4 ASPH.のExifデータ(開放F値)の誤りを修正。


 またライカカメラジャパンは、5日にLeica Cameraが発表したM8アップグレードプログラムについて、詳細を明らかにした。アップグレードプログラムによる変更点は次の通り。

●液晶モニターカバー

 プラスチック製の液晶モニターカバーをサファイアガラス製に交換。対傷性に優れるとし、「金属や砂で傷つくことがない」という。

●シャッターユニット

 縦走りメタルブレードシャッターを変更し、動作音と振動を低減。ただし、最高シャッター速度が1/8,000秒から1/4,000秒に低速化する。マニュアルモード、絞り優先AEモードのいずれも影響を受ける。絞り優先時のステップ数(1/2ステップ)は変わらない。

●ストロボ制御

 最大ストロボ同調速度が1/250秒から1/180秒に変化。また、絞り優先AEモードにおけるオートスローシンクロの自動設定や、マニュアルモードでのシャッター速度上限が、1/250秒から1/180秒になる。

 3月からアップグレードの申し込みを受け付け、料金は1,200ユーロ。アップグレードを行なう個体はライカの技術者が全機能の点検・調整を行ない、アップグレード後のM8には2年間の製品保証が付く。アップグレード作業の開始は8月を予定している。

 ライカカメラジャパンでは、M8に対する最新ファームウェアやアップグレードプログラムの提供について、「デジタルカメラとしての価値を末永く維持するためのコンセプト」と解説しており、今後も長期的に新機能や新技術を提供するという。



URL
  ライカカメラジャパン
  http://www.leica-camera.co.jp/
  製品情報
  http://www.leica-camera.co.jp/photography/m_system/m8/


( 本誌:折本 幸治 )
2008/02/12 15:30
デジカメ Watch ホームページ
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。

Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.