タムロンは4月30日、平成21年12月期の第1四半期(2009年1月1日~3月31日)における連結業績を発表した。受注先の生産調整や円高の影響などを受け、売上高92億5200万円(26.2%減、前年同期比・以下同)、営業損失4億8,500万円、経常損失5億4,600万円、純損失6億7,700万円となっている。
そのうち写真関連事業は、売上高49億2,600万円(13.3%減)、営業利益2億400万円(72.5%減)。交換レンズの「AF 18-270mm F3.5-6.3 Di II VC LD Aspherical [IF] Macro」が海外を中心に売上を伸ばしたことで、自社ブランドは増収。ただし生産・在庫調整の影響を受けたOEM関連は、大幅な減収となった。
レンズ関連事業では、コンパクトデジタルカメラ用レンズユニットが、カメラメーカーの生産調整を受けたことにより減収。売上高は26億7,200万円(39.1%減)、営業損失3億8,900万円。なお、前年同期は営業利益2億1,300万円となっている。
CCTVカメラ用レンズの需要が伸び悩んだ特機その他事業は、売上高16億5,400万円(33.1%減)、営業利益は1億7,700万円(52.3%減)。
通期では、売上高536億円、営業利益42億円、経常利益36億円、純利益25億円を見込む。
■ URL
タムロン
http://www.tamron.co.jp/
平成21年12月期第1四半期決算短信
http://www.tamron.co.jp/investors/pdf/2009/0430.pdf
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( 本誌:折本幸治 )
2009/05/07 19:23
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