HOYA株式会社は5日、2008年度第3四半期の連結決算を発表した。売上高は3,712億6,900万円(前年同期比7.4%増、以下同)、営業利益は591億5,500万円(23.2%減)、純利益は529億4,400万円(12%減)。
このうちペンタックス部門は、売上高1,001億5,900万円、営業損失39億3,000万円。デジタルカメラはコンパクトカメラの売上が減少し、一眼レフカメラも他社との価格競争により減収となった。医療用内視鏡は新しい内視鏡システムが好調に推移したものの、海外売上が円高の影響を受け前年同期と同レベルの売上高となった。
減益要因は、ペンタックスの統合に際して発生したのれんの償却に加え、事業戦略の見直し、組織変更、資産の再評価などを実施したことによる。なおペンタックス部門については、「将来の成長を見据えた機構改革を推進している」とした。
また、主要製品に光学レンズなどを含むエレクトロオプティクス部門は、売上高1,413億2,800万円、営業利益は396億7,800万円。光学レンズはコンパクトデジタルカメラ向けが減少し、減収となった。
また、通期連結業績予想も発表した。売上高が4,600億円(4.5%減)、営業利益が590億円(37.9%減)、純利益が420億円(48.6%減)を見込む。
■ URL
HOYA
http://www.hoya.co.jp/
ペンタックス
http://www.pentax.jp/
平成21年3月期 第3四半期連結決算短信
http://www.hoya.co.jp/japanese/investor/fs20090205_1.pdf
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( 本誌:関根慎一 )
2009/02/05 20:54
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