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パナソニック、純損失3,800億円に下方修正


 パナソニックは4日、2008年度の業績予想を下方修正した。

 2008年11月27日の下方修正から、売上高を8.8%減の7兆7,500円に、営業利益を82.4%減の600億円に、純損失を3,800億円にそれぞれ見直した。前回の業績予想では、純利益300億円を見込んでいたが、一転して大幅な最終赤字になる見通しになった。国内外のより一層の市況悪化に伴う販売減や、円高がさらに進行するとの見方から収益が悪化すると見ている。

 なお、2007年度の実績は売上高9兆689億2,800万円、営業利益5,194億8,100万円、純利益2,818億7,700万円だった。

 また同日、2008年第3四半期(2008年4月1日~2008年12月31日)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比9%減の6兆2,236億5,100万円、営業利益は同40%減の2,545億1,600万円、純利益は70%減の653億7,600万円。国内外の急速な売上げ減に加え、価格競争や原材料費の高騰および円高の影響で大幅な減益となった。

 デジタルカメラを含むデジタルAVCネットワークは、売上高が前年同期比7%減の2兆8,389億円。薄型テレビDVDレコーダーの売上げは前年を上回ったものの、デジタルカメラやオーディオ機器などが減収になった。デジタルカメラの生産台数は、当初計画の1,300万台に対して15%程度下回る可能性があるとしている。

 アプライアンスの売上高は同4%減の9,325億円。コンプレッサー、電子レンジ、管球などの売上げが減少した。

 電工・パナホームの売上高は同4%減の1兆2,220億円。パナソニック電工の健康器具や制御機器の販売が苦戦した。一方パナホームは、建築請負事業が堅調で増収となった。

 デバイスの売上高は同14%減の7,608億円。一般電子部品や半導体などの売上げが不振だった。

 その他の売上げは同7%減の4,695億円。FA機器の売上げが低調だった。



URL
  パナソニック
  http://panasonic.co.jp/
  決算報告
  http://panasonic.co.jp/ir/release/

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( 本誌:武石 修 )
2009/02/04 20:06
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