ソニー株式会社は22日、2008年度の連結業績見通しを下方修正した。営業利益は2008年10月予想の2,000億円から、2,600億円の損失に転じた。純利益は3,000億円減額のマイナス1,500億円の見通し。修正後の売上高および営業収入は、14%減賞の7兆7,000億円を見込む。2008年度業績の下方修正は10月に続く2度目。
デジタルカメラを含むエレクトロニクス分野では、想定より計3,400億円の損益悪化を見込む。内訳は、世界的な景気後退に伴う事業環境の悪化や価格競争激化による約2,500億円、円高の影響による約400億円、構造改革費用の追加による約300億円、持分適用会社の業績悪化による約200億円。
なお、2008年度におけるサイバーショットの売上台数見通しは、2008年10月時点の2,400万台から2,150万台へと引き下げた。減少を見込む具体的な製品や製品カテゴリーは未定。デジタル一眼レフカメラ「α」の見通しについては非公開としている。
あわせて10月発表から設備投資額を12%減、研究開発費を2%減とする見通しを示した。
2008年第3四半期の業績暫定値も発表。売上高は前年同期比25%減の2兆1,500億円、営業利益は180億円の損失、純利益は100億円。
【2009年1月23日】サイバーショットの売上台数見通しについて追記しました。また、プレゼンテーション資料へのリンクを追加しました。
■ URL
ソニー
http://www.sony.co.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/financial/fr/08revision_sony2.pdf
2008年度連結業績見通し修正(PDF)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/financial/fr/08revision_sonypre2.pdf
■ 関連記事
・ ソニー、2008年度連結業績見通しを下方修正(2008/10/23)
( 本誌:関根慎一 )
2009/01/22 18:14
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