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【2009CES】デジタルフォトフレームに新たなトレンドが
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日本でも盛り上がりを見せているデジタルフォトフレームだが、先行する米国でもそのブームは衰えていない。今回の2009 International CESでも多くのメーカー、ディストリビューターから新製品が出ていた。
低価格なスタンドアローンモデルが多くを占めるが、無線LANやUSBでのPC接続タイプが前回から増えており、一つのトレンドになりつつある。また、画質面で有利とされる有機ELパネルを採用したモデルも出始めているほか、これまで10型程度までが大半を占めていたパネルサイズから大型化を図った製品も出現している。
ここでは、会場で見つけた特徴的なデジタルフォトフレームを紹介する。
■ サムスン
サムスンブースでは有機ELパネルを使用したデジタルフォトフレームを参考出品していた。発売時期と価格は未定。
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有機ELパネルのデジタルフォトフレーム
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パネル以外の部分をスタンドに収納にしたこともあるが、バックライトが不要なためパネル自体はかなり薄い
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パネルサイズは7型。広色域、高コントラストが特徴としており、動画再生時のレスポンスにも優れるという。参考出品とあって詳細なスペックなどは不明だが、有機ELらしくパネルの薄さが印象的だった。
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無線LAN機能付きのデジタルフォトフレーム
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また、サムスンブースでは、無線LAN機能付きのデジタルフォトフレームも出品していた。パネルサイズは8.7型と10型を用意する。こちらも発売時期と価格は未定。
マイクロソフトのウエブアルバム「Windows Live Photo」に対応し、PCと無線LAN接続することでウェブアルバムの写真を表示できる。また、メールで送信した写真を表示することも可能。さらに、フォトフレームと無線LANでつながったPCでの写真共有にも対応する。写真のアップロードや削除はフォトフレームからリモート操作で行なうことができる。
■ IPEVO
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Kaleido R7
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IPEVOは、PCと接続することで、ウェブアルバムの写真やRSSを表示できる製品を展示。無線LAN機能を搭載した「Kaleido R7」と無線LAN機能を省略したUSB接続モデル「Kaleido L7」をラインナップする。米国での発売はともに3月。価格はKareido R7が199ドル、同L7が149ドル。日本でも発売したいとしている。
Kareido R7は無線LANでPCと接続することで、FlickrやPicasaウェブアルバムの画像が表示可能なほか、RSSの表示にも対応する。そのほか、Googleカレンダーの表示も可能。スタンド式のデザインを採用しており、ディスプレイを90度回転させることが可能。回転にあわせて写真なども自動的に回転する。また、チルト機構も備える。同梱のソフト「EyeStage」をPCにインストールして使用する。同社では、PCの横に置いておき、情報を取得するサブディスプレイ的な使い方を提案している。
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Kareido R7はパネルの回転機構を設ける
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SDメモリーカードスロットを備える
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Kaleido L7は同R7から無線LAN機能とパネルの回転機構を省略したモデル。PCとはUSBで接続する。なお、本体は縦置きに対応している。
いずれのモデルもパネルは7型のTFTで、解像度は800×480ピクセル。ともに512MBの内蔵メモリを搭載する。
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Kaleido L7
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SDメモリーカードとCFのダブルスロットを装備
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■ 東芝
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SDメモリーカードの展示コーナー
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東芝のブースでは、SDメモリーカード関連の展示コーナーに「SDフォトエディター」および「SDフォトアルバム」と呼ぶ製品を展示していた。
説明員によると両製品ともSDメモリーカードを利用したアプリケーションとしてのコンセプトモデルで、製品化は未定としている。また、詳細も明らかにできないとのこと。
SDフォトエディターは、既存のデジタルフォトストレージのような外観をしている。展示では、ソフトウェアキーボードを利用した写真の管理機能などの画面が表示されていた。また、画面に手書き風の文字などが書き込める様子もアニメーションで表示していた。
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SDフォトエディター。写真の表示に加えて、手書きのイラストなどの書き込み機能も想定している模様
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写真の管理画面と思われる表示もあった
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ソフトウェアキーボードも表示されていた
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側面から見るとかなり薄型。上面にメモリカードスロットが見えるほか、側面上にはスタイラスと思われる収納部も見える
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一方、SDフォトアルバムは、SDメモリーカードを装着すると、液晶パネルに写真が表示されるアルバムのようだ。中央から折りたためるように見えることから、ギフトなどの用途を想定したものと思われる。
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SDフォトアルバム
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■ SMARTPARTS
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32型のデジタルフォトフレーム「SPX3200WF」
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SMARTPARTSでは、32型という大型のデジタルフォトフレームを展示していた。無線LAN機能付きの「SPX3200WF」と無線LAN機能を省いた「SPX3200」を用意する。米国での発売時期はSPX3200WFが3月、SPX3200発売済。価格はSPX3200WFが899ドル、SPX3200が799ドル。現在のところ日本での発売は予定していないという。
基本的に壁掛けでの使用が前提となるモデル。解像度は1336×768ピクセル。512MBの内蔵メモリを備える。SPX3200WFは無線LANで接続したPCの画像を閲覧できる。また、Windows Liveにも対応する。時計機能も利用できる。CF、SDメモリーカード、メモリースティック、xDピクチャーカードの各スロットも搭載している。
■ URL
2009 International CES関連記事リンク集
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2009/01/09/9940.html
( 本誌:武石 修 )
2009/01/12 01:04
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