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キヤノン、国際放送機器展に「EOS 5D Mark II」を展示


 キヤノンは、19日に開幕した2008年国際放送機器展(Inter BEE 2008)にフルHDでの動画撮影機能を搭載したデジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark II」を出品した。ここでは、同イベントでのキヤノンブースの模様をお伝えする。

 Inter BEE 2008は、業務向け映像および音響機器に関する国内最大のイベント。会場は幕張メッセ。期間は11月19日~11月21日。時間は20日が10時~17時30分、21日が10時~17時。入場料は無料(登録制)。主催は社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)。


会場の様子 キヤノンブース

ハンズオンコーナーは多くの来場者でにぎわった。フルHDのサンプル動画も上映
 キヤノンブースには、業務用ビデオカメラ向けレンズやデジタルビデオカメラに混じって、EOS 5D Mark IIのハンズオンコーナーを設けていた。実機は4台用意。それぞれに、「EF 24-105mm F4 L IS USM」、「EF 15mm F2.8 Fisheye」、「100mm F2.8 Macro USM」、「EF 300mm F4 L IS USM」が装着してあり、動画の撮影を試すことができる。

 ハンズオンコーナーは常に多くの人でにぎわっており、動画関係者からの関心の高さを伺わせた。動画撮影に興味を持つ写真家も訪れているとのこと。説明員によると、Inter BEEでデジタル一眼レフカメラが展示されるのは初めて。「動画と静止画の撮影が1台で済む利便性を訴求したい。動画を撮影する合間に静止画を撮影しておき、編集時に動画に静止画を混ぜ込むといった使い方もできる」(説明員)とアピールしていた。

 来場者からは、「動画撮影時に絞り値と感度はオートとなるが、これらをマニュアルで設定できないのか?」との質問が訊かれた。説明員によると「絞りおよび感度は、動画撮影に最適化したプログラムで動作している。“絞りと感度をマニュアルで設定したい”との要望があることは認識している。常にさまざまな検討はしているが、現時点では仕様を変えるなどの具体的に決まっていることはない」という。


ハンズオンコーナー。ケース内だが、各EFレンズの展示も EOS 5D Mark IIを試す人は絶えなかった

100mm F2.8 Macro USMを装着したEOS 5D Mark II。一眼レフカメラならではの描写を試せる EF 300mm F2.8 L IS USM付きのボディも操作可能

【訂正】誤った表記「EF 300mm F4 L IS USM付きのボディも操作可能」を「EF 300mm F2.8 L IS USM付きのボディも操作可能」に訂正しました。



URL
  国際放送機器展
  http://www.inter-bee.com/
  キヤノン
  http://canon.jp/
  キヤノンEOS 5D Mark II関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/10/07/9241.html


( 本誌:武石 修 )
2008/11/19 18:38
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