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マイクロフォーサーズ1号機をアピールしたパナソニック


会期:2008年9月23日~9月28日
会場:ドイツ・ケルンメッセ


パナソニックブース
 パナソニックは、12日に発表したデジタル一眼カメラ「LUMIX DMC-G1」を中心としたブースを展開していた。

 DMC-G1は、マイクロフォーサーズ規格に準拠した同社初のデジタル一眼カメラ。ミラーレスの構造を活かして、幅124×奥行き45.2×高さ83.6mmという小型ボディに仕上がっている。重さは約385g。コンフォートブラック、コンフォートレッド、コンフォートブルーの3色をラインナップ。

 レフレックスミラーがないため、映像は背面の液晶モニター、もしくは電子ファインダー(LVF)で確認する。電子ファインダーは約144万ドット相当で倍率は1.4倍。液晶モニターは、フリーアングルに対応した3型液晶(約46万ドット)で、低温ポリシリコンTFT液晶パネルを採用した。16:9や3:2のアスペクトにも対応する。アイカップ部に「アイセンサー」を備えており、ファインダーをのぞくと自動で背面液晶モニタと電子ファインダーが切り替るといった設定も可能。撮像素子には、4/3型(有効1,210万画素)のLiveMOSセンサーを採用。同社のデジタル一眼レフカメラ「LUMIX DMC-L10」と同様にゴミ取り機構「ノンダストシステム」を採用しているのも特徴の1つ。

 ブース内では数多くのDMC-G1が並び、連日大勢の人で賑わっていた。なお、本機は10月31日の発売予定で、価格はオープンプライス。「LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.」を同梱するレンズキットが9万円前後。前者に「LUMIX G Vario 45-200mm F4-5.6 MEGA O.I.S.」を加えたダブルズームキットが12万5,000円前後の見込み。ボディのみは8万円前後を想定している。


DMC-G1(コンフォートレッド) 同コンフォートブルー

「LUMIX G Vario 45-200mm F4-5.6 MEGA O.I.S.」を装着したところ(コンフォートブラック) ミラーレス構造を採用


左肩にAFモードダイヤル シャッターボタン周り

液晶モニターは約46万ドットの3型を採用 液晶モニタはフリーアングルに対応

左がフォーサーズマウント、右がマイクロフォーサーズマウント

レンズキットに付属する「LUMIX G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.」 ダブルズームキットに含まれる「LUMIX G Vario 45-200mm F4-5.6 MEGA O.I.S.」

 このほかにも、DMC-G1の国内発表会時に公開された、マイクロフォーサーズ規格準拠のHD動画対応デジタル一眼カメラの参考出展が行なわれていた。2009年春に投入するとしながらも、フォトキナ2008ではまだ詳しい情報は発表されていない。


マイクロフォーサーズ規格準拠のハイビジョン動画対応モデルのボディは、DMC-G1をベースとしたと思われる ホットシューの近くにステレオのマイクがある

背面

左側面 右側面

国内で発表されたレンズのロードマップでは、「20mm F1.7」となっていたが、フォトキナ2008の会場では「LUMIX G 20mm F1.7」と、より詳しく表記されている
 マイクロフォーサーズ用のレンズとして、国内表会で紹介された広角ズームレンズ「LUMIX G Vario 7-14mm F4.0」や単焦点の薄型レンズ「LUMIX G 20mm F1.7」、そしてHD動画撮影機に対応した「LUMIX G Vario 14-140mm F3.5-5.8」の展示も行なっていた。


同様に「7-14mm F4」から「LUMIX G Vario 7-14mm F4」に

動画対応モデル用のレンズは、「14-140mm F4-5.6 O.I.S HD」から「LUMIX G Vario 14-140mm F3.5-5.8」に仕様変更されている

 コンパクトデジタルカメラのコーナーでは、国内で発売されていない「LUMIX DMC-TZ4」や「LUMIX DMC-FS5」のほか、「LUMIX DMC-FS3」のカラーバリエーションが展示されていた。

 「LUMIX DMC-TZ4」は、有効810万画素のCCD、光学10倍のズームレンズ、2.5型液晶モニタを採用する「LUMIX DMC-TZ5」の兄弟機。価格は299.95ドル。「LUMIX DMC-FS5」は、有効1010万画素のCCD、光学4倍のズームレンズ、2.5型液晶モニタを採用する「LUMIX DMC-FS3」の兄弟機。価格は229.95ドル。ともに光学式の手ブレ補正機構を搭載する。


LUMIX DMC-TZ4 ディスプレイされたLUMIX DMC-FS5(右側の3つ)

 「LUMIX DMC-FS3」は、有効810万画素のCCD、光学3倍のズームレンズを搭載した低価格モデルだが、シルバー、ブラック、ピンクのほか国内販売されていない「アイスブルー」がカラーバリエーションに加わっている。

 デジタル一眼カメラ「LUMIX DMC-G1」の人気に隠れているものの、同社のハイエンドコンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-LX3」をはじめ、コンパクトデジタルカメラの人気は高く、途切れることなく人が集まっていた。


LUMIX DMC-FS3のアイスブルー LUMIX DMC-LX3


URL
  フォトキナ2008
  http://www.photokina-cologne.com/
  パナソニック
  http://panasonic.jp/


( 飯塚直 )
2008/09/26 03:07
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